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ものづくりへのこだわりと挑戦

誰にも身近な存在のフロート板ガラスや自動車用安全ガラス、光や熱・音のコントロールで快適空間づくりに貢献する複層ガラス、液晶ディスプレイ基板ガラス…。形や役割は違っても、透明性、平滑性、耐久性、耐熱性というガラスならではの特性が生かされています。

フロートガラス製法の発明

「フロートガラス製法」は、1953年に当社グループのピルキントン社により発明されました。
この画期的な製法の特許成立(1959年)により、全世界の主要な板ガラスメーカーは同社よりライセンスを受け、1960年代にはフロートガラス製法が全世界に広く普及していきました。
フロートガラス製法の発明により高品質なガラスが安価に社会に提供可能となりました。


フロート板ガラス工程

両面ともが完全にフラットなガラス成形を追及しています。国内外で産出した珪砂、ソーダ灰、石灰石、芒硝、カレット(ガラス屑)などの原料を溶解炉へ投入し、混合します。こうしてできたガラス素地は、一定流量でフロートバスへ送られます。フロートバスの内部では、完全な水平を保つ溶解金属(スズ)の上を浮かびながら流れるので、溶解炉で軟化したガラス素地の表面は、両面ともまったくゆがみのない平面となります。またこの間、ロールに載せても変形しない程度まで冷却させて、徐冷窯へ送ります。さらに洗浄・乾燥・厳しいチェックなどを経て、高い成形技術と品質を維持し続けます。

合わせガラス工程

この製造工程では、モータリゼーションや住宅産業など、幅広いニーズに応える強度と安全性に力点が置かれています。貼り合わせるガラス素板を洗浄・乾燥・切断し、加熱成形します。そして2枚のガラスの間に透明の中間膜ポリビニールブチラールをはさみ、予備接着した後、油圧あるいは空気圧のオートクレーブ(圧力釜)に入れて、120~130℃、約15kg/cm2で圧着、強度と安全性を確実なものにします。さらに入念な洗浄・乾燥・検査などを経て、お客様のもとへ出荷されます。ガラスを3枚以上貼り合わせる特殊品も製造可能です。


強化ガラス工程

安全な暮らしの確立に貢献するために、より強度を求めて製造されるのが強化ガラスです。まず、板ガラスの素板を切断・洗浄し、強化炉に入れます。ここでガラスの軟化温度に近い650~700℃まで加熱成形した後、空気をガラスの両面から全面に吹き付け、一気に急速冷却させます。この加熱・急冷というプロセスによって生じる冷却のタイムラグが、強化ガラスを製造する際のポイントです。まず表面が固まり、遅れて内部が冷えて収縮。そのためガラス表面に安定した圧縮応力層が生まれ、衝撃に対する強度が普通のガラスの3~5倍アップします。