中国における薄膜系太陽電池基板用コーティングガラス生産開始について

Date
2011年 08月 08日

当社グループは、上海耀華ピルキントン(シャンハイ・ヤオハ・ピルキントン)社(SYP)と、急速に拡大中の中国での薄膜系太陽電池向けの需要に対応すべく、TCO(透明導電膜)コーティングガラスNSG TEC™の生産について合意いたしましたのでお知らせいたします。

当社グループとSYPは、現在、江蘇省常熟市における合弁会社:Jiangsu Pilkington SYP Co., Ltd.(JSYP)で、オンラインコーティング技術を使用して中国市場向けに建築用省エネコーティングガラスPilkington Energy Advantage™を生産しており、この技術をグレードアップして、同社で太陽電池用のTCOコーティングガラスを生産します。商業生産開始は2012 年1月を予定しております。

現在、当社グループは多数の中国の太陽電池メーカー向けに、日本・北米から供給しています。中国国内でソーラー向け製造能力を付加させていくことにより、現地供給が可能となってまいります。また今後現地での需要の拡大にあわせて生産規模の拡大も検討してまいります。

当社CEOクレイグ・ネイラーは次のように述べています:「当社グループは、薄膜系太陽電池分野における、TCO製品のリーディングサプライヤーであります。昨年11月発表の戦略的経営計画(SMP)に基づき、SYPとのパートナーシップを強化し、JSYPでの事業拡大を進めてまいります。
 JSYPは、目下主力製品である建築用省エネガラスに加えて、薄膜系太陽電池用ガラス生産に注力してゆきます。中国における薄膜系太陽電池は成長ポテンシャルが大きく、当社グループは、現地の主要な薄膜系太陽電池メーカーと既に強い関係を築いています。今回の施策により、これらの関係をさらに強化し、世界最大のガラス市場である中国でより高品質のサービスの提供が可能になります。」

注記:
NSGグループは、子会社ピルキントンを通じ、中国投資の長い歴史をもつ。1983年に中国での嚆矢となる合弁事業を実施しSYPが設立された。当社グループは、現在、SYPに対して19.4%出資している。SYPは、ピルキントン(現NSGグループ)との長期にわたる技術的パートナーシップにより、中国において最高級品質のフロートガラスのサプライヤーとしての高い評価を得ている。
Jiangsu Pilkington SYP Co., Ltd.(JSYP)はNSGグループとSYPが折半出資する合弁会社で2007年から建築用ガラスを供給しており、2009年に設備改造しオンラインコーティング装置を操業していた。
 

【お問い合わせ先】

日本板硝子株式会社 広報・IR部 TEL:03-5443-9477

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