環境貢献製品

建築用ガラス

当社の建築用ガラス製品は、エネルギー効率の向上やCO2排出量の削減に極めて重要な役割を果たします。それに加えて、防火、防音、安全・防犯、プライバシー、装飾、セルフクリーニングシステムなどの最新機能も提供します。

詳細は建築用ガラス事業をご覧ください。

クリーンエネルギー創出の支援

NSGグループは太陽光発電および集光型太陽光発電用のガラス製品を通して、再生可能エネルギーの創出とCO2排出量の大幅な削減に貢献します。

当社の太陽電池用ガラス製品にはNSG TEC™とPilkington Optiwhite™などがあります。

NSG TEC™は、様々な薄膜太陽光発電モジュールに適合するように最適化された透明伝導膜(TCO)付きガラスの各種製品の総称です。

NSGグループは、成長する太陽電池市場を支えるため、マレーシアでTCO(透明導電性酸化物)コーティングガラスの生産能力を追加投資します。今回の投資は、NSGグループと長年にわたりパートナーシップを結んでいる薄膜太陽電池の世界的大手メーカーであるファースト・ソーラー社の拡大戦略を支援するものです。ファースト・ソーラー社は、ベトナムとマレーシアの既存施設に加え、インドに新たな製造工場を建設中で、2023年後半に稼動予定です。

また、NSGは太陽光発電設備のスペースを提供しており、例えばオハイオ州ロスフォードにある140万kWの太陽光発電設備には、アメリカン・エレクトリック・パワー社(以下、AEP)が供給する年間約250万kWhの再生可能エネルギーが供給されています。AEP社のエネルギー供給担当上級副社長であるグレッグ・ホールは、「AEP OnSite Partnersは、お客様独自のニーズに最も適したエネルギーソリューションを提供し、お客様の持続可能な目標達成に貢献することに注力しています。NSGグループとの継続的なパートナーシップを楽しみにしています。」と語っています。

Pilkington Sunplus™ BIPVウィンドウとPVスパンドレルソリューションは、従来のエネルギー源に代わる、環境に優しく美観に優れたエネルギーとして、建物が発電することを可能にします。

Pilkington Optiwhite™は、含有する鉄分量が少なく透明性の高いフロートガラスの製品群です。太陽光の透過率が極めて高く、太陽エネルギーの変換効率が改善し、性能が安定します。Optiwhite™は、薄膜太陽光発電、集光型太陽光発電、太陽熱集熱機、太陽光反射ミラーでの利用に適しています。

ステークホルダー・インタビュー

ファースト・ソーラー社

NSGグループと共に目指す持続可能なエネルギーの未来

ファースト・ソーラー社は、薄膜太陽電池パネルの製造・販売を行う世界のトップメーカーです。一般的な結晶シリコンと異なりCdTeを用いる同社の太陽光パネルは、二酸化炭素排出量と水使用量が最も少なく、また最もエネルギーペイバックタイム(EPT)*が短いことから、現在上市されている太陽光パネルのなかで最も環境効率が高いという特徴があります。NSGグループが提供するTCOコーティングガラスの最大の顧客である同社のチーフ・サプライチェーン・オフィサーであるマイケル・コラレウスキー氏同社が目指す再生可能エネルギー社会への道のりとNSGグループへの期待について伺いました。

*エネルギーペイバックタイム: ライフサイクル中に投入されるのと同じだけのエネルギーを、発電によって節約できるまでに必要な稼働期間のこと

ファースト・ソーラー社が考える再生可能エネルギー社会へのロードマップとは?

ファースト・ソーラーのビジョンは、世界の持続可能なエネルギーの未来をリードすることです。マーケットの拡大とともに当社の事業が急成長したとしても、当社は基本理念、特に責任あるソーラーパネル事業へのコミットメントに忠実であり続けます。すべての太陽光発電が同じように作られているわけではありません。当社は、地球、地域社会、そしてお客様に対する責任を理解しているという点において、業界の大半の企業とは一線を画しています。私たちは、より良いソーラーパネルを作りたいという願望を原動力にしています。持続可能性を口先だけでなく、具体化するためのソーラーパネル。社会と環境にプラスのインパクトをもたらし、人々の生活をより健全なものにするソーラーパネル。製造においてもサプライチェーンにおいても、強制労働が一切行われていないソーラーパネル。このようなソーラーパネルこそ、気候変動対策に真に貢献するプロダクトであり、私たちは、再生可能な電力を社会に持続的に供給するために、このようなソーラーパネルを生産する役割を果たしていることを誇りに思っています。

持続可能な社会を目指す同社のロードマップにおける、NSGへの期待とは?

NSGとファースト・ソーラーは、米国、マレーシア、ベトナム、そして今回のインドを含め複数の市場にまたがるかたちで、長年にわたるグローバルなパートナーシップを展開しています。20年以上の供給パートナーとして、当社はNSGの機敏な対応と当社の成長計画をサポートする能力を高く評価しています。これは、サプライチェーンの多様化と現地化を図りながら、需要地の近くに新たな生産拠点を建立するという戦略のもと、急速な投資を行う当社にとって特に重要なことです。例えば、NSGの米国製ガラスの生産能力と対応は、当社の米国での事業成長を支えてくれています。

ファースト・ソーラー社におけるソーラーパネルの生産

持続可能な都市とコミュニティ

NSGグループには様々なソーラーコントロールガラス製品があり、不要な日射取得を減らし、冷暖房の余分なエネルギー消費を防いでいます。当社は、このような製品の提供を通じて世の中のCO2削減に貢献し、快適な住空間の提供と社会課題解決の実現に寄与しています。

ソーラーコントロールガラス

NSGグループは、ソーラーコントロール効果のある様々な製品を提供しています:

SenseComfort - NSGグループのスマートガラスであるSenseComfortは、PHYSEE社が開発した特殊なセンサーを搭載した断熱ガラスユニットです。このセンサーにより入ってくる光の強さと日射量を測定することで、屋外気候が室内環境に与える影響を継続的にモニタリングすることができます。これにより、自然由来の光と熱をできるだけ多く利用することができ、スマートビルを最適化して、より持続可能で快適、かつ健康的な職場環境を実現することが可能になります。

View Smart Glass - NSGグループと長年の協力関係にある米国View(ビュー)社の環境配慮型調光ガラス「View Smart Glass」が、昨年10月に開業した「九段会館テラス」(東京都千代田区)に、国内オフィスビル向けとして初めて採用されました。このガラスは、電圧をかけることにより、ガラス表面の金属膜の色調が変化するものであり、ブラインドやサンシェードを使用することなく、可視光線、紫外線、日射の透過率を最小1%に変えることができる最新の窓です。

Pilkington Solar-E™は高いソーラーコントロール性能をもつオンラインコーティング製法ガラス製品群で、日射熱取得率が低く、反射が少なく、日差しをやわらげ、熱の放射を抑えます。

Pilkington Suncool™は最高性能を持つオフラインコーティング製法のガラス製品群で、ソーラーコントロール性能を備え、熱の放射を抑えます。

熱の放射を抑えた断熱ガラス

当社は世界中の家庭や商業用建物でエネルギー効率の向上に貢献します:

NSG Spacia™はNSG独自の真空ガラスで、一般的な複層ガラスと同等もしくはより良いエネルギー効率を有しますが、はるかに薄いため溝幅が狭いサッシにもご利用いただけます。

Pilkington Optitherm™は高性能のオフラインコーティング製法Low-Eガラス製品群で、省エネ効果のある複層ガラス用に特別に開発されました。

また、すべての製品をより持続可能な方法で生産するために、以下のような取り組みを行っています:

NSGグループは、英国内で稼働中の型板ガラス生産設備を同国内の工場に移設し、型板ガラスとフロート板ガラスを単一の溶融窯で生産する決定をしました。ピルキントンUKのマネージング・ディレクターであるニール・サイダーは、「2つのラインを稼働させるのではなく、アップグレードした炉ですべてのガラスを生産することで、毎年8,800台の自動車と同等の二酸化炭素排出量を削減することができます」と述べています。このプロジェクトは、非営利の研究・技術組織であるグラスフューチャーズの支援を受けており、政府の産業エネルギー転換基金(IEFT)を通じて370万ポンドの助成を受けています。英国における産業エネルギー効率化と脱炭素化プロジェクトに貢献します。

このフロートラインは、2022年の初めに、天然ガスに代わる持続可能な代替燃料探索の業界トライアルの一環として、100%バイオ燃料で焼成する世界初の板ガラス製造ラインとなり、脱炭素化においてまた大きな進展をもたらしました。英国のエネルギー・気候変動大臣であるグレッグ・ハンズは「この燃料転換の試みは、700万ポンドを超える政府資金によって支えられており、私たちがいかに産業界の脱炭素化を支援し、化石燃料への依存から脱却しようとしているかを示しています。これは、CO2排出量を削減し、英国のグリーン産業革命を推進するために不可欠なものです」と述べています。

生物多様性の保護

近年の気候変動を背景に、生物多様性の保全と促進はより重要な世界的テーマとなっています。中でもガラスへのバードストライクは今や世界的な問題となっており、野鳥保護はドイツをはじめとする多くの国々で重要な社会的課題として認識されています。ドイツでは公共スペースの入札において、鳥に優しい構造が求められることが多くなっています。当社は、鳥がガラスに衝突するのを効果的に防止するための革新的なガラスソリューションとしてPilkington AviSafe™を開発・設計しました。紫外線を反射する特殊パターンによりコーティングされた完全に透明なガラスは、鳥にとっての安全性と人間の目にとっての視界の確保を両立させています。外部機関によるテストでも性能の高さが評価されています。当社の技術を活かし、人間と動物が共存できる社会を目指します。

ステークホルダー・インタビュー

マイケル・シェア

フラッハグラス・マルケンクライスGmbH*社長・協同組合理事会会長

“Pilkington AviSafe™は断熱、日射調整、防鳥、遮音等をはじめ、美観面・機能面で求められるあらゆる要素を1枚の複層ガラスで実現することができるため、地球温暖化防止に貢献するとともに、何百万羽もの鳥の命を救う可能性がある製品です”

*欧州最大のガラス加工業者および複層ガラス企業の団体の一つ

環境に優しく美観に優れたエネルギー発電設備への貢献

建材一体型の太陽光発電設備(Building-integrated photovoltaics、以降略してBIPV)は、建築物に組み込まれ、かつ再生可能エネルギー由来の電力を発電する材料として機能するように設計された建築部材です。Pilkington Sunplus™ BIPV ウインドウとPVスパンドレルソリューションは、従来の発電設備に比べて、環境に優しく美観に優れるかたちで、建築物の窓ガラスに再生可能エネルギーによる発電機能を提供することを可能にします。2023年5月から7月にかけて、当社はENEOSホールディングス社、東日本旅客鉄道株式会社、YKK AP株式会社と共に、高輪ゲートウェイ駅構内で米国ユビキタスエナジー社が開発した透明な太陽光発電窓パネルを使用した実証実験を行いました(米国ユビキタスエナジー社はENEOSの出資先で、当社が共同開発を展開中)。当社は今後とも、「地球にやさしい環境」を創造する製品を提供していきます。

新たな低炭素ガラス製品の提供

従来の当社製品と比較してCO2e排出量を50%削減した、新たな建築用ガラス製品「Pilkington Mirai™」の販売を開始しました。Pilkington Mirai™の開発は、サステナビリティへの総合的なアプローチと世界初の技術を駆使することによって実現しました。ガラスは無限にリサイクル可能な素材ですが、Pilkington Mirai™のような低炭素製品の開発は、より多くの社会課題の解決へと繋がります。

当社はこれからも、ガラス業界をリードするメーカーとして、業界の変革(makechange™)を牽引し、建築物の低炭素化への貢献を大きなビジネスチャンスととらえ、サステナブルな建築用ガラス製品の開発と普及に注力します。

自動車用ガラス

近年、自動車業界では、電動化により温室効果ガスの排出低減に配慮したエコカーの重要性が高まっています。また消費者の需要も変化しており、環境にやさしい自動車を好む傾向がより強まっています。こうした動きと並行して、自動車に占めるガラスの面積の割合は、流れるような形状、外部からの視認性の向上、内装の軽量化、乗員と環境との相互作用の拡大といった、デザイン、安全性、スタイリング等の理由により、大きくなっています。NSGグループの優れたプレス曲げガラス成形技術とソーラーコントロール製品は、このような電動モビリティ化へのシフトによる車両設計の大きな変化に十分に対応しうるものであり、クリーン・モビリティに向けた世界の潮流をサポートしています。

詳細は自動車用ガラス事業をご覧ください。

ガラス技術で省エネに貢献

排気ガスが出ない電気自動車は、よりクリーンな移動手段を提供します。

NSGグループのソーラーコントロールおよびLow-Eガラスは、省エネ向上のために建物で広く使われおり、同様の効果を自動車に提供することができます。

NSGグループの自動車用ガラスは、太陽からの赤外線を吸収、あるいは反射することにより先進のソーラーコントロール性能を提供します。車内に入る熱エネルギーを制御することで、エアコン使用量に直接影響を与え、余分なエネルギー消費およびCO2排出量を削減することができます。

低放射率オンラインコーティングガラス

近年需要が拡大しているバッテリー電気自動車では、重いバッテリーを車体の床下に配置する必要があることから、車内ヘッドスペースを確保し且つパノラマビジョンを楽しめる、大面積のルーフガラスが多く採用されています。大きなガラス面積を使用することの弱点は、暑い夏には車内に太陽の熱を伝えてしまい、寒い冬にはせっかく暖房で温めた車内の熱を車外に放射してしまうという、素材に起因する熱負荷の高さにあります。このようなルーフガラスの課題は、高い遮熱・断熱性能を持つ低放射率コーティングの利用により解決することができます。低放射率コーティングは、乗客の快適性を高め、車内空調のエネルギー効率を向上させるのに理想的な特性を持ちます。NSGでは独自のオンライン化学蒸着フロートガラスコーティング技術を活用してガラス上に低放射率コーティングを形成します。

当社は長年にわたり、高精度のフロントガラスや大面積のルーフガラスに適したガラス成形技術(APBL, Advanced Press Bending Lamination)プロセスを開発してきました。APBLと低放射率コーティングを組み合わせることにより、車両にフィットする優れた寸法形状制御と高品質の反射光学特性を備えた、大面積の低放射率ルーフガラスの提供が可能となっています。

夏➡ガラスが吸収した熱の車内への放出を抑制

冬➡車内の熱を反射し、車外への放熱を抑制

アンテナ一体型グレージング

モバイル通信、データ処理、ディスプレイシステムの急速な進化に伴い、運転体験はますます地域と地球環境の両方と結びついています。電子通信の急速な進化に伴い、電磁スペクトルのさまざまな部分が開発・利用され続けています。ガラスは可視光線を透過する性質があるほか、ラジオ波タイプの通信用周波数に対しても透明です。このガラスが持つ電子的な特性は、1970年に日本でAM/FMがフロントガラスにデザインされたときから、NSGのアンテナエンジニアによって活用されていました。その後、アナログTV、電話、XM衛星ラジオ、デジタルTV、DABなど、技術の進歩に伴い、より多くのシステムをシームレスに車両に組み込むことが求められるようになり、より空力的なデザイン、より少ない組み立て部品、より低い部品コストを実現するために、ガラスにデザインされるようになりました。NSGは、日本とドイツにアンテナ設計能力を有し、将来のお客様のご要望にお応えするための施設を備えています。

先進運転支援システム

V2X無線センサーやV2N 5Gアンテナのガラスアンテナは、先進運転支援システム(ADAS)の進化をサポートします。車両とその周辺環境との接続は、主に衝突を回避することを目的としており、この分野の開発は、世界中の法律によって裏付けられています。精密測位、レーダー(長距離、低照度)、カメラ(物体の識別)、ライダー(中距離評価)、超音波(短距離)の組み合わせが増え、計算能力の向上と相まって、ADASの成熟を可能にします。

車内の安全システムがより高度な運転支援機能へと進化するにつれ、動作に必要な主要周波数において透明であるグレージングがますます重要な役割を果たすようになっています。レーンキープアシスト、インテリジェントスピードアシスト、物体認識などの機能は、最適な視野を提供するフロントガラスに取り付けられたカメラシステムによって提供され、理想的な場所として選択されます。カメラビジョンウインドウの設計、精密成形、ブラケット接着はNSGのコアコンピタンスであり、この成長市場要件に対応するための完全な能力を備えています。

赤外線反射ガラス

NSGグループのコーティングフロントガラスは、30%以上の太陽熱エネルギーを反射します。これは一般的なガラスの5倍以上です。より大きなガラスを設計されることの多い、新世代の自動車に特に高い効果を発揮します。

また、フロントガラス用の赤外線反射塗料に加え、ルーフライト用の低放射率塗料を併用することで、自動車の快適性やエネルギー効率をさらに向上させることが可能です。NSGでは、この2つのコーティングの組み合わせを採用したビジネスを展開しています。

NSGテクノロジー、世界初のフルAR HUD+太陽光反射技術をラグジュアリークラスに搭載

NSGグループは、メルセデス・ベンツとのパートナーシップにより、メルセデス・ベンツSクラスのヘッドアップディスプレイに、拡張現実(AR)技術を搭載したことを発表しました。さらに、拡張現実ディスプレイと連動させるために、目に見えない熱でフロントガラスを冷却する太陽熱反射技術が開発されました。

また、業界初の試みとして、先進運転支援カメラシステムをリアガラスの一部として開発・導入し、モバイル体験をさらに向上させています。

NSGは、先進的なガラス技術への継続的な投資により、急速に進歩する運転支援システム技術から生まれるお客様のニーズの拡大に対応する体制を整えています。今回のメルセデス・ベンツSクラスの発売は、NSGグループが自動車用ガラス市場において、現在および将来のお客様のニーズに応えるためにグローバルに取り組んでいる一例です。

2021年 メルセデス・ベンツ Sクラス

写真提供 メルセデス・ベンツ・グループ・メディア

遮熱・遮音・赤外線反射の合わせガラス

メルセデスSクラスのフロントガラス、サイドガラス、リアガラスには、遮音膜が貼られています。また、赤外線を反射するガラスを使用しているため、外からの騒音に加え太陽光をも遮ることができます。

軽量ガラス

自動車における軽量化はCO2排出目標の達成や電気自動車の航続距離の拡大に貢献します。ガラスのソーラーコントロールおよび防音性能を保ったまま、飛び石などによる破損リスクを高めることなく、最大で40%の軽量化が達成可能です。

クリエイティブ・テクノロジー

NSGグループのガラス技術は、多くの市場セグメントに渡り製品の省エネおよび持続可能性の向上に使用されています。

ガラスは、軽く、強く、燃え難く、絶縁性および耐薬品性があるハイテク素材です。NSGグル―プの特許製品には、燃費を向上する伝動ベルト、消費エネルギーの少ない LEDプリンター向けや光通信向けのレンズ製品や、製品の不良削減に寄与する産業用検査装置向けのレンズ製品、および建物や設備の寿命を延ばすコーティング製品があります。超薄板ガラス(UFF)生産技術は、次世代タッチパネルデバイスの開発に寄与しています。

詳細はクリエイティブ・テクノロジーをご覧ください。

伝動ベルト向けグラスコード

当社はガラス繊維やそれ以外の繊維を加工したタイミングベルトの補強用コードを上市しています。中でも炭素繊維を補強用コードはより高い高効率、心地良い乗り心地を実現し、電動自転車やバイク、スクーターなど、パーソナル モビリティー変革の中で注目を集めています。

また自動車エンジンだけではなく、ベルトを使用する電動パワーステアリングシステムは電気自動車含め、約3~4%の燃費改善、CO2排出量の低減に貢献します。

さらに、グラスコードを使用した伝動ベルトは、軽量化による燃費改善など、スチールコードの代替として工場の自動化においても活躍しています。

ガラスフレーク

ガラスフレーク®が入ったインフラ向け耐食塗料は、従来塗料と比較して、鋼橋の耐用年数を10倍まで延長します。ガラスフレーク®を含有した耐食塗料を使用することで、研磨工程、塗装・移動作業、工事を迂回する交通から排出されるCO2が削減され、長期間にわたって、研磨材、塗料の原材料、塗料自体の製造に必要なエネルギーも抑制されます。

社会の環境負荷削減に貢献する新たな高機能ガラス製品

MAGNAVI®は、環境に配慮した製品開発のもとで誕生した製品であり、環境負荷の小さい原料の使用や、生産時のエネルギー使用・CO2排出量も削減する等の特徴があります。その優れた強度や弾性率を活かし、輸送機材の部材の軽量化や、更生管への適用等を通して、資源とエネルギーの節約や、廃材やCO2の排出量軽減への貢献が期待できます。

当社は、お客様のプライバシーを尊重しています。

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