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ステークホルダー:従業員

NSGグループの経営理念の根幹をなす理念は、「事業は人なり」です。全ての事業活動において安全・品質・環境に対する責任を第一に考え、雇用方針の柱として「オープンなコミュニケーション」を推進しています。

NSG倫理規範

NSGグループの「倫理規範」は、全ての従業員に求められる行動を規定したものです。NSGグループの「経営理念と行動指針」に基づき、中でも安全や、人権の尊重、主体的行動、オープンで積極的な従業員の参画を促すコミュニケーションを重視しています。

倫理規範の根幹を成す原則は、そうした活動をNSGグループが安全かつプロフェッショナルに、法に則って倫理的に行うこと、企業の社会的責任およびサステナビリティを、身をもって示すことです。この倫理規範では、可能な限り、公正で良識ある事業への取り組み方とは何かを明確に定義しています。また項目によっては法規制による厳格な要求に基づいて定められているものもあります。

倫理規範では、国際的に宣言された人権を尊重することを明確にしています。当社グループはこの人権尊重の考え方に沿った雇用方針・雇用慣行をグループ全体で適用することにより、従業員の公正な取り扱いを保証しています。NSGグループの機会均等および多様性に関するポリシーはダイバーシティ(多様性)を尊重し、人種、皮膚の色、信条、宗教、年齢、性別、性的指向、国籍、障害の有無、労働組合への加入、政治的所属、法で保護された地位等を理由とする差別の禁止を目的としています。このポリシーは雇用関連の決定を行う際に必ず適用されます。人権に関する当社グループの最高責任者は、最高人事責任者(CHRO)です。

エンプロイーエンゲージメント

NSGグループは社内コミュニケーション体制を確立しており、事業部門ごとに定期的にカスケード方式で情報や説明を提供し、双方向のコミュニケーションを促進する仕組みを整備しています。これにより従業員は、グループおよび自分が勤務する事業所の事業方針・目標・業績はもちろん全社レベルのベストプラクティスなど、常に最新情報を知ることができます。たとえば、各事業部門長は従業員向けに事業概況を説明するメッセージを毎月発行しています。NGSグループでは社内報「MADO」世界版を各国語に翻訳の上、年3回発行しています。MADO世界版の他に、事業規模の大きな国には、MADO国内版もあります。NSGグループでは、地域の状況や要件に応じて、グループの事業状況および今後の計画について、組合や従業員代表向けに会社が説明を提供し、協議する仕組みが整備されています。

NSGグループは2014年従業員意識調査を9月に全世界で実施し、90%の回答率を得ることができました。この調査は、オープンなコミュニケーションおよび全ての従業員に当社グループで働く経験をフィードバックする機会を与えるという企業理念に則って行われました。この調査は、従業員が懸念事項を提起し、NSGグループのポリシーに影響を与える絶好の機会です。組織の各レベルの管理職チームがアクションプランを策定し、従業員が職場での満足度とモチベーションを向上させるための最優先事項として指摘した様々な分野の改善に取り組んでいきます。詳細は来年のサステナビリティレポートでご紹介する予定です。

タレントマネジメント

NSGグループの成功は、世界中の従業員の能力と努力にかかっています。

当社グループは、事業目標の達成に向けて、柔軟かつ有能な意欲のある従業員を育成できるよう、従業員一人ひとりの潜在能力を最大限に引き出すことに力を入れています。潜在能力の高い従業員は、将来戦略や事業計画を策定することになる未来の上級管理職ですので、リーダーシップやマネジメントに関する人材育成施策により確実にサポートする必要があります。2014年も引き続き、人材管理・育成プロセスの実施と調整に重点的に取り組み、当社グループの人材の参画、特定および育成に努め、業務管理のためのチャレンジ目標とストレッチ目標を設定し、適切な人材を後継者育成計画の候補に選び、彼らに対してキャリア育成計画を実施してきました。

NSGマネジメント育成プログラム

上級幹部候補生向けプログラム(ED2)

このプログラムは、管理職が通常のオペレーション管理の役割から、上級幹部としての戦略管理の役割を担うことができるように成長するのに必要なリーダーシップの違いについて洞察力を与え、必要な能力を身につけさせることを目的としています。プログラムはトップレベルの国際ビジネススクールであるINSEAD(インシアード)と提携して提供し、参加者が、戦略開発やグローバルリーダーシップに関する最新の考え方や研究結果を学ぶことができるようになっています。

2013年11月、世界中から派遣された24名が、英国クラネージで行われたプログラム第1部に参加しました。このプログラムのポイントは、机上の理論を実際のNSGの経営課題に当てはめるところで、ED2ではプロジェクト作業を通じて学習した内容を浸透させて行きます。派遣された従業員はグループで作業を行い、コンサルタントとして現在NSGが実際に直面する事業上の課題や戦略上の課題を調査し、提案を行います。これにより参加者はプログラムで学んだことを実際に試してみるだけでなく、自身のこれまでのキャリアで経験してこなかった事業部門やグループファンクションの機能をある程度深いところまで知る機会を得ることもできます。4チームそれぞれが事業上の課題を選び、アクションラーニング・プロジェクト(ALP)として取り組みました。研修参加者は2014年5月に当社グループ東京本社で開催されたED2第2部で再会して、上級経営陣に取り組み結果を報告しました。

事業部門合同コマーシャルリーダーシッププログラム

これは、NGSグループの営業マネージャーを対象とした独自のプログラムで、2013年に自動車用ガラス補修事業部門で試験的に開催しました。この成功を受け、このプログラムを事業部門合同プログラムとして2014年を通じて全地域で開催する予定です。

プログラムは、最先端のコマーシャルおよびビジネス専門スキルの育成とリーダーシップ開発を組み合わせたもので、特に急速に変化する市場での顧客ニーズに主眼を置いた構成になっています。主な目的は、急速に変化する市場需要を予測し、迅速に対応するためのスキルとツールを営業マネージャーに身につけてもらい、効果的な営業戦略を実行することにより、事業に最大限の価値をもたらすことです。

このプログラムは、主要管理指標や当社グループの事業部門が各地域で直面する主要な事業発展要因と課題に即して、外部コンサルタントが当社グループの上級営業マネージャーと密接な協力の下、当社グループの事業、顧客、市況に合わせて設計されました。

「製品の品質や営業チームの専門知識については、当社はすでに多くの顧客から高い評価をいただいていますが、我々が持つこうした強みを顧客に対して積極的にアピールして、実際の注文に確実に繋げていくことが必要です」とTim Ferwerda 自動車用補修ガラス用部門欧州事業部長は言います。「そのためには、顧客の立場を理解し、顧客に役立つソリューションを提案することが大変重要になってきます」。

1週間にわたる研修では、参加者に各事業部門が地域で直面している課題を反映した事業プロジェクトが与えられ、研修で学んだことを基に解決策をチームごとに策定し、上級経営陣を前に各チームによるプレゼンテーションを行います。上級経営陣は、その後、プロジェクトへの今後の投資・推進を承認するかどうかを決定します。