エネルギー

NSGグループは、ガラス製品の使用を通して最終的にはサステナビリティにプラスの効果をもたらすよう、全ての工程におけるエネルギー投入量を最小限に抑えることを目指し、継続的に取り組んでいます。

 

NSGグループのエネルギー使用

ガラス溶解用の燃料に可能な限り天然ガスを使用するようにしています。溶解炉は徐々に重油からガスに転換されており、暖房設備とバックアップ用発電機に、少量のディーゼルとLPGが使用されています。 消費の詳細は、グラフ[HT[哲1] (リンクを貼り付け。)をご覧ください。

 

エネルギー使用量削減の取組

 

エネルギー委員会

全ての取り組みは、半年に一回COOを議長として開催されるエネルギー委員会で、各SBU長およびグループファンクション長により確認されます。

 

エネルギー管理パイロットプラント

エネルギー管理パイロットプラントとは、エネルギー効率および効果を高めることでエネルギー費用を大幅に削減するための新しい考え方です。フェーズ1の取り組みとして4つのパイロットプラントが2013年3月期にスタートし、続いてフェーズ2の取り組みとして2015年3月期と2016年3月期に7つのパイロットプラントがスタートしました。更に今年は、日本、ベトナム、ブラジルで5つの新パイロットプラントが運用開始しました。これら16のパイロットプラントのエネルギー支出合計は、NSGグループ全体の66%に達します。全部で300件以上のプロジェクトが検討または進行中です。

 

操業エネルギー効率化プロジェクト

オペレーションコスト削減(OCS)プログラムでは、すべてのエネルギーに関するプロジェクトを定期的に詳細に分析します。その中からエネルギー消費量削減および費用節約に貢献しそうな多数のプロジェクトが特定されます。2016年3月期には、グループ内の全製造事業所で、少なくとも1つのOCSエネルギープロジェクトを実施しました。それによりグループで100件以上のエネルギー最適化の取り組みが実施され、1年で30,000トンを超えるCO2削減を達成しました。

大規模プロジェクトとしては、溶解炉の燃焼最適化、モーターの電力必要量削減、圧縮空気系統の最適化、エネルギーサブメーター、高エネルギー効率の照明、燃料転換、コージェネレーション(熱併給発電)、廃熱およびエネルギー回収等に関するものがあります。プロジェクト開発、エネルギー消費の特定および光熱費管理のため、排熱や廃エネルギーの測定が行われています。既存ソフトウェアの利用拡大により基本測定機能を強化しました。

パイロットプラントで生まれたアイデアをグループ全体に普及させ、より広範にその恩恵を受けられるようにする役目を果たすのが、Sharepoint (グループイントラネット)のディスカッションボードと直接参加型のエネルギーワークショップです。イントラネットでは、現在ガラス業界向けの潜在新技術ディレクトリが作成されているところであり、グループ各事業所で使用するのに適したアプリケーションが推奨されています。

 

エネルギー管理システム

ドイツ、イタリアおよびフィンランドのガラス溶解工程を有する全ての工場、および最近ではAutoエンジニアリング部がエネルギー管理の国際規格であるISO 50001認証を取得しました。サブメーター(ハードウェアおよびソフトウェア)の導入により、エネルギー消費に関する高い透明性が確保され、改善活動や目標の設定および頻繁な見直しを盛り込んだ高度なエネルギー計画の立案が可能になりました。

 

再生可能エネルギーの取組(バイオ燃料の使用と太陽光発電)

重油の代わりに廃棄物を原料としたバイオ燃料をガラス溶解炉で使うことで、年間8,000トンのCO2の排出を削減しています。

米オハイオ州のロスフォードの研究開発センターでは、敷地内に太陽光パネルを設置し、センターの年間電力使用量の約7%を賄っています。ドイツのヴァイハマー事業所でも、事業所の屋根と駐車場跡地に太陽光パネルを設置しました。

 

サプライヤーとの連携

主要サプライヤーと協力して、事業所のエネルギー消費量を削減するプロジェクトを立ち上げています。

 

カレットリサイクルの取組

ワトソンストリート事業所(英国)では、顧客企業へガラス納入に用いる専用車「フロートライナー」に載せて使うプラスチック容器への投資を継続しています。埋め立て処理されていた顧客の加工工程で発生するカレットを集め、再度溶解して利用することで、エネルギー消費量と原材料の消費を削減します。年間3,000トンのCO2排出を削減できました。

 

従業員の意識向上

従業員の全般的な省エネ意識向上のためのプログラムにより、多くの製造部門チームが生産工程のエネルギー効率の大幅改善を目指しています。プログラムには、省エネプロジェクトのグループデータベース作成が含まれています。

2016年11月開催された5日間のエネルギー管理専門家養成研修には、欧州の全事業部門から19人が参加しました。その内容はエネルギー管理の多くの側面を網羅し、フロート工場監査も含まれていました。セミナー修了認定を受けるには試験に合格しなければならず、また参加者は自分の事業所のエネルギー監査結果とエネルギー管理プロジェクトのアクションプランを、セミナー終了後3ヶ月以内に提出するよう求められました。