堀口 治子

[技術系]

高機能ガラス事業部門 ファンクショナルプロダクツ事業部
堀口 治子

人間・環境学研究科相関環境学専攻卒 2006年入社

大学時代に熱中したことは?

学部のときは、卓球部活動に打ち込んでいました。大学対抗リーグ戦の優勝を目標に、仲間と一緒に頑張ったことは今でも心に残っています。目標を達成するために、新しい練習方法を取り入れたり外部に練習しに行ったりと、強くなるために色んなことに挑戦していました。部のメンバーが同じ目標に向かうチームを作ることは大変でしたが、皆で話し合い、様々な努力をしてチームワークを高めていったことは良い経験になったと思います。

研究室は無機材料系で、蛍光体の開発に取り組みました。いくつもの材料から美しい発色の蛍光体ができるのが面白く、また、材料の組み合わせは無限にあることに魅力を感じ、日々研究に没頭していました。

NSGへの入社を決めた理由

私は素材メーカーを中心に就職活動していました。世の中に自分の開発したものを出したいと考えており、それが実現できるような会社を探していました。就職活動を進める中で、NSGはガラスを使った魅力的な製品を数多く開発していることや若いうちから仕事を任せてもらえることを知り、自分のやりたいことができるチャンスがあると感じ入社を決めました。

また、先輩社員の方々からは、会社の雰囲気が良くベテラン・若手が分け隔てなく意見を言い合える風通しのよい環境であることを伺い、働きやすい会社であるという印象を受けました。また、教育にも力を入れており、人を育てて大切にする会社であることも決め手の一つです。

現在の仕事内容

ファンクショナルプロダクツ事業部というユニークなガラス製品を扱う部署で、ガラスフレークを基材とした意匠・機能性粉体の開発をしています。私が主に担当しているのは、化粧品用のラメ、パール材製品でほとんどの化粧品メーカーに採用されています。良い意味で事業部の規模が小さいため担当業務は幅広く、マーケティングや量産化にも携わっています。化粧品市場はトレンドに左右される部分があるので、顧客ニーズをこまめにキャッチし、スピーディーに提案できるよう心がけています。顧客への提案の際は、当社製品をファンデ―ションやアイシャドウ等に配合して見せることもあり、より効果的に見えるような処方の開発もしています。

新製品の開発では、ガラス基材に様々な意匠や機能を付与するための実験を繰り返します。狙いの効果を出すためにガラスフレークの厚み・粒径を選定し、コストと品質を満たす配合を決定させます。ガラスフレークは、表面の平滑性によって生み出される高い輝度感と透明性により、他の材料では実現できない輝きを持っています。当社のガラス技術で生まれた輝きや機能を生かし、世界中に魅力的な製品を出していくことに面白さを感じています。

仕事の喜び・やりがい・印象に残っている仕事

ガラスフレークの強みを生かした新製品を開発し、製品化できたことが一番の喜びです。アイシャドウやリップなどのポイントメイク化粧品用に、高彩度かつ高い輝度感を持った無機光輝性顔料を開発し、その魅力をお客様にアピールしたことで販売に繋がりました。

製品化が進むにつれて多くの部署と関わるようになり、多くの人の力で一つの新製品を完成させたことは強く印象に残っています。マーケティング、開発、製品化、販売、それぞれのフェーズでの課題を一つ一つ解決し、製品化につなげていくのはとても良い経験になりました。

今では、この製品は多くのメーカーで採用していただき、百貨店やドラッグストアで販売されている化粧品に配合されています。店頭に並んでるのを初めて見たときはとても感動しました。開発の成果が目に見える形になるのは嬉しいことですし、モチベーションを保つことができます。ちなみに開発当初の試作段階で、この光輝性顔料が完成した瞬間も同じくらい感動しました。

就職活動中のみなさんへ

就職活動は自分と向き合う良い機会です。自分のやりたいこと、好きなことを仕事にできたら人生はより豊かになると思います。どんな職場でどんな仲間とどのような仕事がしたいか、じっくり考えることが大切ですので、まずは色んな企業へ足を運ぶことをお勧めします。実際に多くの企業を知ることで、それぞれの企業の雰囲気を掴むことができますし、広い視野が持てるようになると思います。多くの情報を得ることができれば、きっと自分に合った会社が見つかるはずです。色々と苦労されることもあるかと思いますが、妥協せず最後まで頑張ってください。

学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っているか?

学生時代にも無機材料やガラスの勉強をしていたので、その知識はもちろん役に立っていますし、研究開発の進め方、例えば実験の際に効率的に実験サイクルを回すことなども今の仕事に生かされています。

新しいものを開発するときは、他の分野の知識が役に立つことが多いかもしれません。ガラスは様々なかたちに変わり、様々な機能を加えることができる柔軟な材料ですので、他の分野の技術を加えることでこれからも進化する素材だと思います。私自身、幅広い知識を身に付けるために学会誌、セミナー、展示会などから情報収集しています。