西川 祥子

[技術系]

建築ガラス事業部門 日本板硝子ビルディングプロダクツ㈱
西川 祥子

理工学研究科建築学専攻卒 2006年入社

 

大学時代に熱中したことは?

学部生時代はオーケストラのサークルでバイオリンを弾いていました。合唱団との共演や海外演奏旅行への参加など、数々の貴重な経験をすることができました。オーケストラは大人数が集まって協力しあうことで一人では出せない成果を上げられるところに醍醐味があります。参加者数が多い分、演奏以外の運営面などでいろいろ大変なこともありましたが、そこで出会った仲間はかけがえのない財産です。

NSGへの入社を決めた理由

建築物の「顔」である外装に関われる仕事で、かつ「ものづくり」に近いところで働きたいという希望を持って就職活動を行っていました。いろいろな会社のことを調べているうちにガラスメーカーでも建築系学生の募集を行っていることを知り、日本板硝子の会社説明会に参加しました。

入社の決め手は、採用選考の過程で実際に社員の方々とお話していて直観的に社風と自分の志向性がマッチしていそうだと感じたこと、建築系出身者が少数だからこそ分野を制限されず幅広く建築用ガラス全般に関わる仕事ができそうだと感じたこと、この2点です。

現在の仕事内容

建築用ガラスの使用技術に関すること全般に携わっています。

  • 商品開発:ガラスを支持するための金物や緩衝材の設計とその性能評価。ガラスを含む窓全体として耐風圧性能・水密性能を評価したり、強度試験・耐久性試験などを行っています。
  • 営業部門の技術サポート:お客様に提案するガラスの強度検討や省エネ計算を行うためのプログラムを開発したり、実際の物件での納まりを模擬した試験体で実験をすることもあります。
  • 基礎研究:ブラインドなど日射遮蔽物との組み合わせでの窓の熱的性能の評価実験・計算などを行っています。

仕事の喜び・やりがい・印象に残っている仕事

近年では省エネルギーの一手法として既存の建築物における窓の改修に対する関心が高まっています。そうした中、ガラスの改修提案に関する案件で、実際の建築物の一部で窓際の温熱環境改善の実証実験を行い、当社のガラスの採用が決定した時はとても達成感がありました。

既存の単板ガラスを当社の真空ガラス「スペーシアクール」にはめ替えると、窓際での夏場の「ジリジリ感」あるいは冬場の「ヒエビエ感」がどの程度解消されるのか、を温度測定などにより確認しました。改修の効果を数値で実証でき、さらに建築物を使用している方が実際に窓の前に立ってみて実感していただいたことが採用に大きく貢献したのではと思います。

就職活動中のみなさんへ

ウェブや書籍から得られる企業の情報も大切ですが、会社説明会や採用選考の過程で実際に社員の方と接した時の感触が最終的には一番重要なのでは、と個人的には思います。また、せっかくの機会なので始めからターゲットを絞りすぎず、幅広く情報を収集すると良いかもしれません。

就職活動中は不安になることも多いかと思いますが、自分と社会の関係を見直す良い機会だととらえて、明るく元気に活動してください。

学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っているか?

ガラスは窓の一部、窓は建築物の一部、なので、仕事ではガラスの材料としての特性だけでなく、設計・構造・環境・防火・施工・法規…など建築関係の全般的な知識が求められます。学生時代に浅くではありますがいろいろな分野に興味を持って学んだので、それを足がかりとして仕事をする過程で経験・知識を深めていっています。

また「学生時代の勉強」からは少しずれますが消費者の視点を持つことも仕事をする上では大切です。もっとこんな風にガラスを使えればいいのに、とか万が一ガラスが割れたときの安全対策は十分か、耐久性はどうだろうか…など実際に使用する立場になって考えることが重要です。