大気への排出

ガラスの製造は、原料を高温で溶解するため、大量のエネルギーを消費します。燃料が燃焼することによって、また、原料である炭酸塩や硫酸塩が分解することによって発生するガスがガラス溶解窯の主な排出物です。

ガラス溶解窯から排出される主要な汚染物質には、窒素と酸素から生成される高温の窒素酸化物、重油燃料や清澄剤から発生する硫黄酸化物、溶融中に発生する揮発物由来の粒子状物質並びに原材料の分解および燃料の燃焼の両方から発生するCO2があります。

NSGグループは、様々な技術を駆使してこれらの排出物削減に努めています。まず、特殊なバーナーの使用や原料の選択(カレット使用量を増やすことも含む)などの手段によって汚染物質を削減し、溶解窯の熱効率を向上させます。次に、溶解窯の排ガスが煙突から排出される前に汚染物質を除去します。

 

オタワ事業所に新しい大気汚染防止設備導入

米国のオタワにある溶解窯(OT1)に新しい排脱設備を設置しました。これはMcGill AirClean社から購入したCCF装置です。このシステムは、ひとつの装置にある数千のセラミックフィルターを基礎的な技術として利用しています。アルカリ性物質が排ガスに加えられ、結果として生じた反応生成物及び一次粒子がフィルターによって収集されます。この方法の新しさは、フィルターの繊維が金属触媒で被覆されているので、ガスが構造を通過するときに窒素酸化物も除去される点です。CCF技術は、NSGグループの今後の溶解窯排脱設備の標準になることが期待されています。