新型コロナウイルス感染防止対策
NSGグループは、ウイルスの拡散を封じ込めるために最前線で働いている世界中の医療従事者、地域コミュニティーおよび政府関係者の献身とコミットメントに対し深く感謝しています。
NSGグループの健康・安全プログラムでは、グループの経営指針「Our Vision」の重要性が強調されています。Our Visionで述べている通り、当社にとって従業員こそが再も大切な資産です。従業員の健康・安全と、彼らが暮らすコミュニティーは、当社の倫理的なビジネス理念の中核をなします。この方針はコロナ禍においても変わりません。
組織とポリシー
NSGグループの経営陣は、従業員の健康と事業の継続に関する課題に定期的に対処しています。各地域および各国のマネジメントチームは従業員の健康と安全に特化した取組みを継続して監視し、発展させ、実施しています。同時に、このような取組みは必ず顧客のニーズを必ず満たしながら行われます。
全ての従業員は、感染拡大を防ぐために施行されている各国独自の対策に関連した地域政府の勧告に従うことが強く推奨されています。
グループレベルでの主な感染防止対策
- グループ内での情報共有
- - NSGグループはSharePointサイトを利用し、有効な取組みを全ての階層において共有しています。さらに、当社では地域内での感染者発生件数のモニタリングを行っています。
- 感染防止対策
- - 石鹸と水で頻繁に手を洗う。
- - ソーシャルディスタンスを保つ。
- - マスク(フェースカバリング)やフェースシールドを着用する。
- - 症状のある場合には外出を控える。
- - 来所不可欠な方が受け入れ先のNSGグループの要件を事前に読み、理解していることを確認するため、来訪者の審査を行う。
さらに、各事業所では、以下の項目に関して、実情に応じて適切な対策を実施する様努めています。
- - 新型コロナウイルスのリスク評価および防止対策により、工場に出入りする従業員、来訪者、請負業者へのリスクを軽減する。
- - 隔離の実施や必要な場合のソーシャルディスタンスの確保のために、事業所独自の規則を設ける。
- - 労働慣行の見直しを行い、地域のソーシャルディスタンス規則を適応する。
- - 特に「接触場所」およびワークステーションの清掃体制を強化する。
- - 感染者発生時には職場の除菌を行い、濃厚接触した従業員の隔離を徹底する。
- - 各会議室と食堂の人数を制限し、机やテーブル、椅子の配置を変更する。
- - 手洗いや消毒のできる施設へのアクセスを改善する。
- - フェースカバリングを用意し、必要な場合にはマスクや従業員の間に仕切りを用意する。
各地域での主な感染防止対策
- 欧州
- - 全ての事業所で新型コロナウイルスに特化したリスク評価を完了する。
- - 地域政府の定める規則に従う。
- - 従業員および従業員の代表と協議を行う。
- - 従業員向けの啓発資料を作成する。
- - 上級管理職が工場の管理担当者とともに、定期的に大規模オペレーションのレビューを行う。
- - ビジネスレビューで新型コロナウイルスの最新情報を報告する。
- アジア
- - 感染が疑われる場合には自宅で隔離を行う。
- - コロナウイルスに特化したリスク評価および改善計画を実施する。
- - 各国政府の要請に基づいたルールを周知徹底する。
- - 週刊報告により情報を共有する。
- - 全ての事業所と頻繁に情報交換を行う(毎週)。
- 北米
- - 上級管理職が日々の電話会議に参加し、パンデミックへの対応を協議する。
- - CDC(疾病対策センター)および政府のガイドラインに基づく新型コロナウイルス対策チェックリストを作成する。
- - ロックダウン後の事業所再開まで日々電話会議を行う。
- - 地域で定められた規則に準拠し、モニタリング機器を設置する。
- 南米
- - 地域ディレクターが毎週電話会議を行いパンデミック対応について協議する。
- - 上級管理職が毎週各事業所に電話をする。
- - 日々の安全と健康に関するメッセージを公開する。
- - KHB(主要健康行動)を用いた行動観察プログラムを実施する。
- - 全事業所において新型コロナウイルスに特化したリスク評価を完了する。
- - 全従業員向けの啓発資料を作成する。
業務における取組み
- 出張規制(2020年7月7日現在)
- - 出張を業務上不可欠なもののみに制限する。
- - 出張を希望する従業員は、国独自の隔離規則など、その国の定める手続きを確認しなければならない。
- - 全ての地域内出張は、地域の事業部門の責任者またはファンクション部門の責任者の承認を得なければならない。
- - 従業員自身が居住する地域外への全ての出張は、グローバルの事業部門またはファンクション部門の責任者の承認を得なければならない。グローバルの事業部門またはファンクション部門の責任者の全ての出張は、CEO、 COOまたはCAOの承認を得なければならない。
- - 出張を計画する際には、従業員は訪問を希望する事業所に訪問予定を伝え、訪問先の定める全ての感染対策および訪問要件を認識しておく必要がある。受け入れ先の管理担当者は来所希望を拒否することができる。
- 在宅勤務
- - 各地域では、コロナ禍の様々な段階で事務所勤務の従業員の在宅勤務を実施している。従業員が出社する場合、安全に職場に戻れるよう、事務所では必要に応じてルールの見直しが行われ、安全対策が実施されている。
- 時差出勤による混雑の緩和
- - 従業員が事業所に入る際、事業所を出る際の混雑を緩和する。
- - 到着時間をずらすことにより、NSGグループが通勤手段を提供するインドのような事業所でも、公共交通機関の需要減少につながっている。コロナウイルス安全規則によって、バスの輸送を減らしている。
- リモート会議
- - 社内外の会議を可能な限りリモートで開催する。
- - オンライン会議を可能にするため、最先端の会議システムを利用できるようにする。
- - NSGグループのシステムに、リモートで安全にアクセスするためのアクセスポイントの数を増やす。
- - 職場やノートパソコンに標準化されたスクリーンセーバーにより、従業員に感染予防策についてのリマインドを行う。
新型コロナウイルス感染対策の周知徹底のため、事業所では以下のポスターを活用しています。