CEOメッセージ

VAガラスカンパニーへの変革

森 重樹

代表執行役社長 兼 CEO



日本板硝子グループは、「VAガラスカンパニー」(VA=Value-Added, 高付加価値の意味)への変革・変容を長期ビジョンに掲げ、2018年11月、新たな経営指針「Our Vision」を策定しました。「使命=存在意義」、「目指す姿=なりたい姿」および「コアバリュー=業務の基本となる価値観」から成るOur Visionは、持続的成長可能な社会の実現に向けて、当社が進むべき道を明確に示しています。

2018年3月期に開始した「中期経営計画(MTP)フェーズ2」は、従来の「VA化」(高付加価値製品へのシフト)に「Growth」(成長機会の開発)を加えた「Shift to VA + Growth」をテーマに進捗しています。MTPフェーズ2の最終年度となる2020年3月期では、主要事業(建築用ガラス、自動車用ガラス、高機能ガラス)の収益力強化、戦略的投資(太陽電池パネル用ガラス生産能力の増強、南米のフロートライン増設)による成長事業の拡大、およびビジネス・イノベーション・センターやR&Dの増強による新規事業の開発で、MTP目標の達成に向けた活動を推進していきます。

今後の新製品展開や新規事業立ち上げで重要となるのが、技術革新の動向と地球環境への対応です。自動車開発におけるCASE(Connected=つながる、Autonomous=自動走行、Shared=シェア、Electric=電動)や、建築物における「ZEB」(ゼロ・エネルギー・ビル)および「ZEH」(ゼロ・エネルギー・ハウス)などのエネルギー管理は、ガラス事業の大きな可能性を示唆しています。またICT(情報通信技術)の進化やIndustry 4.0拡大は、高機能ガラス分野において新しい活躍の場を広げています。

視界を維持しながら雨風をしのぐことが主な目的だった従来の「静的」なガラスが、断熱・調光・発電・通信などの役割を担う「動的(ダイナミック)」なガラスへと進化していく中、従来のガラスを超えるプラスアルファの新しい価値を加えていくことが重要となります。

住友グループの一員としてグローバル事業を展開する日本板硝子グループは、多様な人材と、お客様をはじめとする多くのステークホルダーとともに、新しい価値を創造してまいります。