NSGの技術
NSGグループは技術革新において長い歴史を有しています。その証に、今日までのおそよ120年の間に、1万件もの特許を取得したフロートガラスの製造技術や1940年代に、リビー・オーエンズ・フォード社(現ピルキントンノースアメリカ社)が取得した航空機のガラスに透明な薄膜を製膜する特許などが挙げられます。
昨今では、真空ガラス、園児のタイミングベルトとして使用されているグラスコード、遮熱塗料や化粧品に使用されているガラスフレーク、複合プリンターに使用されるセルフォックレンズなどのパイオニアでもあります。
NSGの"世界初"
120年の間に、当社グループが開発した"世界初"がたくさんあります。
その歴史を少しご紹介します。
NSGのCVDコーティング技術
世界各国がプロペラ機の開発を競っていた1940年当時、大きな問題となっていたのが、コックピットのガラスの曇り。パイロットにとって、コックピットガラスの曇りは命取りになりかねない為です。そうした課題を解決すべく、当時リビー・オーウェンズ・フォード社(現ピルキントン・ノースアメリカ社)は、最先端のガラスメーカーとして、曇り止めガラスの開発に取り組んでいました。そうした中生まれたのが、ガラスに酸化スズをコーティングするという画期的な技術だった。酸化錫に通電することで発熱させ、ガラスの曇りを防ぐことが出来ました。この技術の特許が取得されたのは、1942年のことです。
プロペラ機向け曇り止めガラスの設計図
これからのNSGのガラス技術