HRデジタル
2025年3月期において、当社は専門家パートナーと連携し、HRデジタルトランスフォーメーションのフェーズ0に着手しました。将来に向けた基本方針を決定し、グローバルソリューションのためのビジネスケースとプランを策定しました。また、社員がどの業務にどれくらい時間を費やしているかを把握するために、グローバルHRを対象とした業務活動分析を行い、98%という高い完了率を達成しました。これらのデータは、現状を理解するうえで非常に有益であり、コストが最もかかっている領域や、HRプロセスのデジタル化と業務改善において最優先すべき分野を特定するのに役立っています。加えて、将来にわたって有効で、グローバルな価値を創出できるHR領域のデジタルソリューションの活用も継続して検討していきます。日本では、HRデジタルトランスフォーメーションの一環として、AIを活用したツールの導入を試験的に進めています。具体的には、社内向けHRチャットボット(生成AI)の導入により、社員のHRに関する一般的な質問に対して迅速かつ正確な回答を提供できるようにし、サービスのスピードとアクセシビリティを向上させています。さらに、AI技術を活用して会議議事録の要約を自動生成し、知識共有の効率化とアクションのより確実なフォローアップに役立てています。こうしたイノベーションは、社員体験を向上させつつ管理業務の負荷軽減にも効果を発揮しています。
価値の創造
社員体験とエンゲージメント
- 業務を整合させることで、一貫して顧客志向のサービスを提供
- グローバルチームを管理するリーダーの経験の改善と簡素化
- データ整合性の向上による、ステークホルダーの信頼の高まり
効率性とコスト削減
- 手作業プロセスの減少による、管理業務人員の削減
- データクレンジングや作業やり直しの必要性低下による、時間とリソースの節約
- ワークフローの効率化、重複作業の削減、リソースのより最適な配分による、生産性向上とコスト最適化
スピードとアジリティ
- データの可視性向上による意思決定力の強化。リーダーが、情報に基づいた迅速かつ自信ある判断を可能にする環境の実現
- 人事部内での役割と責任の明確化を通じた意思決定の迅速化
- 組織の成長に伴う業務量の増加に対応可能な、HRオペレーションのスケーラビリティ向上。人員の増加を伴わない、デジタルシステムと運用モデルによる効率的な対応力の確保
- アジリティ(迅速な対応力)の向上により、市場の変化や顧客ニーズに迅速に対応し、新たな技術やビジネスモデルに柔軟に適応
ガバナンスと統制
- 一貫性のある業務執行とコンプライアンスを確保するガバナンスと統制、および監督体制の改善を通じた業務リスクの低減。法令および業界基準への準拠をサポートし、罰則や評判毀損リスクを低減