サステナビリティ
サステナビリティへの取り組み
気候変動をはじめとする環境問題への取り組みは当社グループの持続的成長の実現に向けた大きな経営課題であると認識しています。
当社グループは2021年11月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明するとともに、TCFDコンソーシアムに加盟しました。今後はTCFDが提言する開示フレームワークに沿って、気候シナリオ分析を用いた気候関連のリスクや機会に基づく潜在的な影響をより定量的に評価することで、開示内容を充実させる予定です。
製造工程からの温室効果ガスの排出については、既に2019年10月に、2030年までに温室効果ガスの排出量(Scope1及びScope2)を2018年対比で21%削減する目標が、「科学的根拠に基づいた目標」であるとしてSBT*イニシアティブ(SBTi)に認定され、従前からこれに沿った施策を進めてきました。
今般当社グループは、2050年のカーボンニュートラルを当然にコミットすべき目標として設定し、この達成に向けてより重要な2030年の削減目標につき、製造工程から排出される温室効果ガス(Scope1及びScope2)の削減目標を21%から30%に引き上げた上で、より具体的かつ実効可能な追加施策を設定することとしました。また今回新たに、サプライチェーンから発生する温室効果ガスの排出量(Scope3)も削減目標の対象としており、これらの目標値に関して現在SBTiに認定されました。これを実現するために、ガラス製造プロセスの最適化や省エネルギー技術の開発、代替燃料や再生可能エネルギーの導入、サプライチェーン開発など、既存技術の発展、非連続的なイノベーションにも取り組みます。
* SBT(Science Based Targets)とは、科学的知見と整合した温室効果ガスの削減目標