個人投資家の皆様へ

こちらは、個人株主・投資家の皆様に、当社をより深く知っていただくためのページです。

日本板硝子って、どんな会社?

日本板硝子(NSGグループ)について

グローバルに展開する建築用ガラス事業・自動車用ガラス事業と、ユニークな製品群からなる高機能ガラス事業を持つ、世界最大級のガラスメーカーです。グループ従業員は約27,000名。世界各地に製造拠点を持ち、100ヵ国以上で製品を販売しています。

ガラスの機能が従来の窓ガラスにとどまらず、「断熱」「調光」「発電」「通信」といった役割を担うダイナミックなガラスへと進化していく中、当社が持つ技術力をベースに、従来のガラスを超えるプラスアルファの新しい価値を加え続けていきたいと考えています。

2018年11月に創立100周年を迎えた当社は、次の新たな100年に向けて歩み続けています。

前期実績・今期予想 / 業績推移

前期(2020年3月期)は、為替変動と主要地域での事業環境悪化に加え、第4四半期は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、売上高、営業利益ともに前期を下回りました。

今期(2021年3月期)は、新型コロナウイルス感染拡大による影響を第1四半期に特に受けると想定しています。第2四半期以降、需要は全体として徐々に回復に向かうと見ていますが、回復の時期や程度は未だ明確ではなく、予断を許さない状況が継続すると見込んでいます。通期業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による事業への影響が不透明であるため、公表を控えていますが、影響を見極め次第、可及的速やかに公表予定です。

配当について

当社グループでは、持続可能な事業の業績をベースにして、安定的に配当を実施することを利益配分の基本方針としています。将来、A種種類株式全てを償還した後も、この基本方針は維持しつつ、連結配当性向30%を目安として、継続的な配当の実施に努めてまいります。

2020年3月期の期末配当金につきましては、当社グループの現在の財務状況および利益水準等を踏まえて、誠に遺憾ではありますが、その実施を見送ることを決定いたしました。配当は株主の皆様にとって重要なものであると認識しており、グループの業績が十分に改善した段階で配当実施を再開することを考えています。

経営方針

安定的な財務基盤への早期回復は当社の喫緊の課題と認識しています。既存事業の抜本的なコスト構造の変革を推進する一方で、ビジネス・イノベーション・センターや研究開発活動をより強化し、新規事業育成を加速することにより、事業収益を高めキャッシュ・フローの創出を図ります。さらに投資抑制やノンコア事業・資産の売却を継続的に進めることにより、有利子負債の削減を目指します。これらの施策により持続可能な当期利益とキャッシュを生み出す体質の回復に努めます。

中期的には、市場環境は事業分野ごとに違いがあるものの、全体としては新型コロナウイルス感染拡大前のレベルにまで徐々に回復すると想定しています。しかしその時期や程度は未だ明確ではなく、また回復は緩やかであり、急速には戻らないと見ています。

感染拡大終息後の世界の経済・社会環境は大きく変わることが想定されることを見据え、継続・拡大させる事業と見直す事業を明確にし、事業構成を変えることを目指します。環境への貢献(太陽電池パネル用ガラス、ZEB/ZEH等 の省エネルギーガラスなど)、健康への貢献(PCR検査機や抗菌ガラスなど)、テレワークなど通信需要拡大への貢献(光通信デバイスなど)といった製品分野は、当社グループが強みを持ち、社会の変化に関わらず必要とされる注目すべき領域であると考えています。

このような不確実な状況の中でも、当社グループの目指すべき方向性に変更はなく、引き続きVA製品の拡大に注力してアセットライトなコスト構造への転換、マーケット志向の商品開発や販売体制の構築、またICT(情報通信技術)を活用したリーンでアジャイルな組織作りによって、より景気変動に強い企業体質へと変革を図っていきます。

技術の強みについて

1953年に当社グループのピルキントン社により発明された「フロートガラス製法」は、高品質で安定的に板ガラスが生産できる画期的な製法として全世界に広く普及し、ガラス製法の標準になっています。また、オンラインコーティングはフロートガラスを成型するラインの中で透明金属膜をCVDコーティングする独自開発技術で、低コスト、大寸法、強い膜耐久性といった強みを持ち、導電膜(太陽電池パネル、エレクトロクロミック、タッチパネル)、断熱・遮熱(Low-e)、低反射(ショーウインドウ)、高反射(ミラー)など多種多様の用途展開が期待されています。

自動車用ガラスの分野では、当社独自の高精度フロントガラス製造用プレス設備(APBL)を世界に先駆けドイツで1995年から生産開始し、自動運転やヘッド・アップ・ディスプレイなどの自動車技術の進展に欠かせない高精度フロントガラスの分野では世界的に先行しています。

高機能ガラスの分野でも、1968年に放物線状の屈折率分布を持つ世界初の「セルフォック・レンズ」の開発に成功して以来、オプトエレクトロニクス分野のパイオニアとして様々な製品を開発するほか、電子部材用の超薄板ガラス(UFF)や多くのオンリーワン、ナンバーワン製品群を持つ特殊ガラス繊維などの分野でも独自の強みを発揮しています。

経営指針(Our Vision) / ESGへの取り組み

2018年11月の創立100周年を機に、新たな経営指針「Our Vision」を策定しました。快適な生活空間の創造でより良い世界を築くことを使命として、すべての分野で最も信頼されるパートナーとなることを目指します。

昨今の社会的課題に対しては、「国連グローバルコンパクト」参加企業の一員として持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献したいと考えています。中でも気候変動への対処は当社グループにとって最も重要な課題の一つであり、VA製品の供給を通じて省エネ・創エネに貢献するとともに、ガラスの製造工程で発生するCO2削減にも積極的に取り組んでいます。

このほか、環境への配慮、コーポレートガバナンス、従業員の安全や育成、製品の品質確保、法令順守などについても高いレベルで取り組みながら、持続可能な企業体質作りと、持続可能な社会の実現に努めたいと考えています。