メッセージ

執行役 サステナビリティ部 統括部長 小林 史朗

NSGグループは、サステナビリティ活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献します。

当社グループでは、「NSGグループ サステナビリティ基本方針」に基づき、中長期的な企業の持続的成長と持続可能な社会の実現への貢献を両立するため、当社が取りくむべき重要課題として、マテリアリティを特定しています。この度、新中期経営計画を策定するにあたり、改めて重要課題の見直しを実施しました。

従業員の健康と安全は当社事業の前提であるという会社のポリシーを明確にするためこれを見直し、これまで「人的資本」の一部に含まれていた「健康と安全」を独立させマテリアリティの項目の1つとしました。また、6つのマテリアリティを、経営の基本となる要素と競争力の源泉となる要素の2つのグループに分けました。

「健康と安全」、「倫理・コンプライアンス」、「安全で高品質な製品・サービス」の3つのマテリアリティは、事業遂行上、必達すべき経営の基本事項としてグループ全体の最優先事項として管理し、継続的に啓発・改善していきます。

競争力の源泉となる「環境」、「社会シフト・イノベーション」、 「ヒューマンキャピタル」の3つのマテリアリティは、本中計の4つの「D」( Business Development, Decarbonization, Diverse Talent, Digital Transformation)に対応しており、企業価値向 上のため新中期経営計画にて戦略的に取り組みます。

6つのマテリアリティに対して、それぞれ新たな目標・KPIを設定しました。これまでの目標を引き継いだ項目もありますが、目標を大幅に引き上げた項目、あるいは新たな目標を設定した項目もあります。

  • 健康と安全については、災害度数率(SIR)の目標を大幅に引き上げました。CCTVカメラやAIの導入などの新たなアプローチにより、安全行動面のステップチェンジを目指します。
  • 倫理コンプライアンスについては、ホットライン報告が一定の報告件数が得られるようになったため、新たに報告内容の質に着目した目標設定や、通報したことによる報復件数をゼロにするなどの目標を設定しました。
  • 脱炭素については、スコープ1,スコープ2の目標を引き上げるとともに、新たにスコープ3の削減目標も明記しました。また、環境での新たな目標として、ガラスのリサイクル比率の向上、水の取水量の削減を設定しました。
  • 社会シフトとイノベーションについては、今回、新たに定量的な目標として、戦略製品の売り上げ構成比率の向上を設定しました。戦略製品としては、太陽電池用パネル用ガラス基板や、EV市場の拡大に向けたヘッドアップディスプレイ用ガラスや調光ガラスなどの自動車用ガラス、およびデータセンター向けの液浸冷却対応多芯光コネクタ―などがあります。
  • サプライチェーンについては、昨年制定したサプライチェーン憲章の浸透を通じて、サプライチェーン全体で人権・環境などの取り組みを行います。多様なサプライヤーの比率向上、アセスメント対象となるサプライヤー比率の向上を目指します。
  • 人材については、従業員エンゲージメントについて新たに、他者に当社を推奨したいと思うかどうかを示す指標をKPIに設定しました。ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)については従来の目標を大幅に引き上げました。

当社グループは、これらの挑戦的な目標に取り組むことにより、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 

執行役
サステナビリティ部 統括部長
小林 史朗

当社は、お客様のプライバシーを尊重しています。

当サイトでは、サイト利用状況の分析、アクセス履歴に基づく広告表示、ソーシャルメディアとの連携(いずれもオプション)、およびコンテンツの利便性向上(必須)の目的でCookie(クッキー)を使用しています。

「全て同意」をクリックすると、Cookieの使用および関連する個人データ利用に同意することになります。また、「必須のみ同意」をクリックした場合、必須Cookie以外のCookie利用を拒否することができます。Cookieの設定は、当社のCookieポリシーにアクセスし、いつでも変更することができます。

詳細については、