JSYPにおけるLow-Eガラス:Pilkington Energy Advantage™生産開始について

Date
2009年 12月 09日

当社グループの中国における合弁会社(持分適用会社)であるJiangsu Pilkington SYP Co., Ltd.(JSYP)は、以下の発表を致しましたのでお知らせ致します。JSYP社は、当社の100%子会社である英国ピルキントン社と、中国の ShanghaiYaohua Pilkington社とが50%ずつ出資する合弁事業です。

Jiangsu Pilkington SYP Co., Ltd.(JSYP)は、計画通り2009年10月28日にオンラインコーティング設備を稼働いたしました。同設備は、江蘇省常熟市にあるJSYPのフロートライン(熔解能力:600トン/日)に設置されました。

オンラインコーティングラインは、最新の化学的蒸着法(CVD)を導入し、JSYPの協力のもと、ピルキントン社が12ヶ月をかけて設計、設置しました。工場は現在連続操業しており、Low-E の省エネガラスであるPilkington Energy Advantage™を年間10万トン生産する能力があります。ガラスを成形するフロートバス内で、熔けた錫の上にガラスが浮かんでいる間にコーティングを施します。このことにより、コーティング膜は非常に固くなり、コーティング無しのガラスよりも高い耐久性を持ちます。
そのため、オンラインコートされたガラスは通常のフロートガラスと同様の方法で更に加工することもできます。また、このガラスは、低放射の省エネルギー性能だけでなく、色調の均質性に優れるため、商業建築物、カーテンウォールや居住用建築物に理想的です。中国全土に広がる顧客にとってもハードコーティングされたLow-Eガラスは、多くのメリットがあります。

Pilkington Energy Advantage™とその関連製品は、オンラインコーティングのLow-Eガラスとしては、世界で最も多く販売されています。そして、JSYPの新ラインは、最新の設計に基づくもので、すでに期待以上の順調な操業状況にあります。このラインで生産された製品がすべて建物に使われた場合には、CO2排出量を年間12万トン削減することができます。中国政府は、産業界や雇用に悪影響を及ぼさない形でのCO2削減を目指していますが、これはその目標に大きく貢献するものです。

中国では、公共の建物および商業建築物には省エネルギーガラスの使用が義務づけられており、政府はその価値を評価していると言われています。また、中国当局は、ヨーロッパや北米と同様に省エネルギーガラスの使用を、居住用建築物の標準仕様にも拡大し義務化すると想定されています。そのため、この分野では今後とも高い成長が長期間続くと予想されます。

 

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