2013年3月期業績予想(第2四半期・通期)の修正および営業費用の計上について
当社は、本日開催の取締役会において、本年5月10日の2012年3月期決算発表時に開示した2013年3月期(2012年4月1日~2013年3月31日)の連結業績予想(第2四半期および通期)を修正することとし、あわせて営業費用の計上を決定いたしましたので、以下の通りお知らせいたします。
1. 当期の連結業績予想数値の修正
(1)第2四半期(2012年4月1日~同年9月30日)
(百万円)
連結
売上高
|
連結
営業利益
|
連結
税引前
利益
|
連結
当期利益
|
親会社
所有者に
帰属する
当期利益
|
基本的
1株当り
当期利益
|
前回発表予想(A) |
275,000
|
△3,000
|
△8,000
|
△6,000
|
△6,000
|
△¥6.65
|
今回修正予想(B) |
260,000
|
△13,000
|
△19,000
|
△17,000
|
△17,000
|
△¥18.84
|
増減額(B-A) |
△15,000
|
△10,000
|
△11,000
|
△11,000
|
△11,000
|
△¥12.19
|
増減率(%) |
△5.4
|
△333.3
|
△137.5
|
△183.3
|
△183.3
|
-
|
参考:前期実績 |
288,543
|
9,192
|
6,381
|
6,306
|
5,727
|
¥6.35
|
(2)通期(2012年4月1日~2013年3月31日)
(百万円)
連結
売上高
|
連結
営業利益
|
連結
税引前
利益
|
連結
当期利益
|
親会社
所有者に
帰属する
当期利益
|
基本的
1株当り
当期利益
|
前回発表予想(A) |
560,000
|
△4,000
|
△14,000
|
△10,000
|
△11,000
|
△¥12.19
|
今回修正予想(B) |
530,000
|
△18,000
|
△30,000
|
△27,000
|
△28,000
|
△¥31.03
|
増減額(B-A) |
△30,000
|
△14,000
|
△16,000
|
△17,000
|
△17,000
|
△¥18.84
|
増減率(%) |
△5.4
|
△350.0
|
△114.3
|
△170.0
|
△154.5
|
-
|
参考:前期実績 |
552,223
|
4,386
|
△4,822
|
△1,749
|
△2,815
|
△¥3.12
|
2. 業績予想修正の理由
当第1四半期において当社グループが直面する市場の状況は、当初の予想よりも大幅に悪化しており、これは特に当社グループの連結売上高全体の約40%を占める欧州において顕著になっていることが背景にあり、営業損失が拡大しました。経済状況における不確実性の高まりにより、当社グループの主要製品の多くにおいて、数量が減少しています。経済見通しの悪化を受けて、消費者は高額支出の意思決定を先延ばしにする姿勢を強めています。
当社グループでは、リストラクチャリング計画の実施によるコスト削減効果が徐々に現れ、営業損益の改善につながるものと想定していますが、当連結会計年度中に市場の状況が大幅に改善することは予想しておりません。
税引前損失の拡大は、前述の営業損失の拡大に加えて、持分法適用会社の予想利益の減少によります。これらの会社は、主に建築ガラス分野に属しており、グループの連結子会社と同様に需要の減速に直面しています。
3. 営業費用の計上について
当社グループは、本年7月6日にポルト・マルゲラ事業所(イタリア・ヴェネト州、ヴェニスの西対岸)の建築用フロート窯について、窯の燃焼を継続したまま生産を休止(ホット・ホールド)する旨の現地従業員代表への提案を発表しました。当第1四半期決算作業の結果、この施策に関して、有形固定資産の減損費用を認識することとしました。
(1)概要:
ポルト・マルゲラ事業所所在の建築用フロートライン1基について、窯の燃焼を継続したまま生産を休止します。再開時期は今後の市場状況を注視しながら決定してまいります。
(2)理由:
現在、各地域で進めている、需要にあわせた能力と生産量の削減施策の一環であります。
(3)業績への影響:
当該設備について、当第1四半期で32億9千5百万円の有形固定資産の減損費用を計上し、上記の修正営業損失予想にも反映させております。
以上