NSGから生まれた“世界初”

NSGグループと技術革新の歴史

NSGグループは技術革新において長い歴史を有しています。その証に、今日までのおよそ120年の間に、1万件もの特許を取得しています。歴史的な功績としては、1950年代に、ピルキントン社が特許を取得したフロートガラスの製造技術や1940年代に、リビー・オーエンス・フォード社(現ピルキントンノースアメリカ社)が取得した航空機のガラスに透明な薄膜を製膜する特許などが挙げられます。昨今では、真空ガラス、エンジンのタイミングベルトとして使用されているグラスコード、遮熱塗料や化粧品に使用されるガラスフレーク、複合プリンターに使用されるセルフォックレンズなどのパイオニアでもあります。さらに、ヨーロッパにおいては、ガラス業界をリードする耐火性の高い窓ガラスの製造プロセスを完成させました。NSGグループは、このように常に新しい製品と技術開発を続けおり、2022年がスタートしてから既に24件の新しい特許(米国)を取得しています。私たちは、120年前と変わらず、今日においても「世界初(The First)」を目指すという強い志と伝統を常に持ち続けているのです。

リビー・オーエンス・フォード社の社員が日本で行った技術研修 - 1919年

NSGグループが有する「世界初」の歴史

NSGにおけるCVD(化学的気相成長)成膜技術の歴史

はじまりは飛行機のコックピット用曇り止めガラス

世界各国がプロペラ機の開発を競っていた1940年当時、大きな問題となっていたのが、コックピットのガラスの曇り。パイロットにとって、コックピットガラスの曇りは命取りになりかねない為です。そうした課題を解決すべく、当時リビー・オーウェンズ・フォード社(現ピルキントン・ノースアメリカ社)は、最先端のガラスメーカーとして、曇り止めガラスの開発に取り組んでいました。そうした中生まれたのが、ガラスに酸化スズをコーティングするという画期的な技術だった。酸化錫に通電することで発熱させ、ガラスの曇りを防ぐことが出来ました。この技術の特許が取得されたのは、1942年のことです。

The Blueprint

ガラスをコーティングする技術は、世界中でさまざまな方法が検討されました。CVD(化学的気相成長)法は、CVD法は複数のガスをガラス表面に導入し、エネルギーを加えることにより化学反応を起こして成膜する方法です。NSGグループが採用したのは、他のコーティング方法よりもシンプルで安価な、熱エネルギーを利用した熱CVD法。1970年代から50年近くにわたり、世界初の機能性ガラスコーティングの基礎となった技術コンセプトです。

NSGグループにおけるCVD製膜技術を用いた製品の歴史

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