研究開発におけるパートナーシップ
なぜイノベーションなのか?
NSGグループが現在、そして将来にわたって顧客ニーズに応えるためには、以下の分野で絶えずイノベーションを生み出し続けることが必要です。
- 製品開発
- プロセス改善 / 新技術
- 次世代製品の基礎となる新材料
長期的な目標だけでなく、短期的な成果をもたらすイノベーションのパイプラインが必要です。
すべてのイノベーションが成功するわけではなく、低リスクと高リスクの開発のバランスが重要です。
社内の開発は低リスクなのものになりがちですが、大学との連携により、リスクの高い長期的な目標を追求することが可能となります。
NSGグループはこれらゴールを達成するための最適な共同研究パートナー探索し、イノベーションを実現していきます。
大学との連携
大学との連携の多くは、R&Dのインキュベーターが主導します。
社外との関わりがNSGに新しい視点とアイディアをもたらし、学界の専門家は、社内にはない、技術に関する深い知識を提供してくれるます。
大学との交流は、通常、政府からの資金調達の機会を活用することで支えられていますが、主に当社が大規模な製造および/またはR&D拠点を持っている国において実施プロジェクトに直接資金を提供することもあります。
NSGグループが提供するサポートとは?
- PhD/EngDプロジェクト: 博士課程の一環として研究を行う学生への資金提供
- ポストドクタープロジェクト: NSGにとって関心の高い分野を研究する研究者への資金提供
- スタートアップ企業、大企業、大学を巻き込んだ共同プロジェクト
- 主要な国際プログラムへの参加
例)APEX、MOLESCO、SUNRISE
- 短期の契約: NSGが特定のテーマについて支援を得るための集中型プロジェクト
- ハッカソン: 有力大学と課題解決を目指すイノベーションセッション
- サンプル提供: 自社のガラス製品を広く提供し、将来の開発を支援
ケーススタディ:英国 リヴァプール大学
材料の探索と開発: 英国 リヴァプール大学
- NSG TEC™(透明導電膜ガラス)は世界を牽引する製品ですが、顧客ニーズに応えるためには、イノベーションを起こし続ける必要があります
- 次世代のNSG TEC™を提供するためには新材料が必要
- 新材料の探索に焦点を当て、リヴァプール大学と戦略的に連携
- 最先端の計算法と、実験的な合成の融合
- Materials Innovation FactoryのMatt Rosseinsky教授のグループが、新クラスの透明伝導体を探索中
- Hartree Center(国立スーパーコンピューティング施設)がサポートするAI/ML技術を活用し、有望な成果と新たなIPを創出中
NSGグループは リヴァプール大学のMaterials Innovation factory の博士課程の学生たちをサポートしています。
Catherine Eagle, Tom Beesley, Luke Skilander, Rory Back (NSG R&D), Prof Matt Rosseinsky, Federico Ottomano, Dr Su Varma (NSG R&D), Dr Troy Manning and Anna Krowitz
(左から右へ)
ケーススタディ:米国 カリフォルニア州立大学 ロサンゼルス校(UCLA)
UCLA Dunn研究室より2020年に伊丹の研究所に来日した学生と研究開発部メンバー
- NSGグループは、新素材の開発や若手研究者の学術交流や国際交流を目的に、1989年よりUCLA内に寄付講座を設け、同大学のBruce Dunn教授の研究室とパートナーシップを結んでいます。
- Bruce Dunn教授研究室に所属する学生の受入や本グループ社員の研究室への派遣、さらにはDunn教授による定期的な講演会を通じた最新研究動向のアップデートなど、NSGグループの研究活性化のために様々なレベルで交流を実施しています。
NSGグループは世界各国の大学とあらゆるテーマでパートナーシップを結べることを誇りに思います。共同研究に関する詳しい情報はこちらからご覧ください。