お客様の満足度

NSGグループは、継続的な顧客満足を実現するための基盤であると同時に、製品の品質リスクに対する第1防御線として、すべての戦略事業部門においてISO9001:2015およびIATF16949の認証を受けたマネジメントシステムを導入しています。当社グループのマネジメントシステムは外部及び内部の監査によるレビューを受けることで、有効性や適切性を担保しています。

当社のマニュファクチャリング・エクセレンス・チームは、第2防衛線として品質に関する追加的モニタリングと、主要なリスク分野におけるグループ全体の基準の作成を策定します。また、当社グループの内部監査チームが、グループ全体の品質基準をもとにリスクベースの監査を行うことで、第3防衛線として機能を果たしています（図1）。

図1 : NSGは品質リスク軽減のために3つの防衛線モデルを用いている

当社グループは、2022年3月期から品質事故率(QIR¹)をモニタリングしています。品質事故は安全に関する事故と同様のアプローチで、重大度に応じていくつかのカテゴリーに分類されています。「良い製品のみを届ける」取り組みと「品質事故の共有」を重点的に行った結果、品質事故の発生率は減少し、良好な数値のトレンドを示しています（図2参照）。過去1年間、自動車用ガラス事業部門と高機能ガラス事業部門において、「Sレベル（最も重大な事故のカテゴリー）」に該当する品質事故は発生していません。

¹ 外部顧客に影響を与え、財務的影響が0.01億を超える品質事故の発生を、売上高に対する比率で示す指標

2022年 世界品質デーを開催

従業員、顧客、その他のステークホルダーと共に、当社として初めてとなる世界品質デーをグループ全体で開催しました。

この日のテーマは「品質の良心：正しいことを行う」でした。この日から、新たな品質上における倫理的ジレンマについて、組織全体で定期的にコミュニケーションを行い、議論されています。

品質にフォーカスした現場ウォーク活動

品質上における倫理的ジレンマのディスカッション