ガラス磁気ディスク事業の譲渡について

Date
2003年 09月 17日
日本板硝子株式会社(社長 出原洋三)は、ガラス磁気ディスク事業をHOYA株式会社(CEO 鈴木洋)に譲渡することについて本日、両社間で本契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

当社は、1994年よりガラス製の磁気ディスク(HDD)基板の量産と販売を開始しておりますが、年々高度化する技術に対応するための設備投資が必要な反面、厳しい事業環境のために収益の改善が困難な状況でありました。当社としては、2004年度までの中期計画「ACT21」において、不採算事業の見直しなどの施策を進めて収益を改善させることを目指していますが、この計画の一環として、当事業から撤退してHOYA社に譲渡することを決定したものであります。

今回の譲渡の対象は、当事業の営業権、及び当社の生産子会社であるNSGフィリピン社(フィリピン)のガラス磁気ディスク製造部門と、アドバンスト・ディスク・テクノロジー社(マレーシア)の2社であります。
なお、当事業の統括、試作、開発などを行う当社子会社である日本板硝子ジー・ディー社(三重県四日市市)については、今回の譲渡の対象とせず、今年度中を目処に清算する予定にしています。当社の今期の業績見込みは現在集計中です。
なお、当事業の譲渡時期は、各種手続きを経た後、本年10月31日を予定しています。


<ご参考> 当社ガラス磁気ディスク事業について

1.生産品種
フロート板ガラスを母材としたガラス製磁気ディスク(HDD)基板
2.各拠点の概要(2002年12月末現在)
(1)日本板硝子ジー・ディー株式会社
  所在地 三重県四日市市(日本板硝子 四日市工場内)
  設立 1995年
  資本金 4.9億円
  従業員 125名
  社長 近藤敏和

(2)NSGフィリピン社
  所在地 フィリピン ラグナ
  設立 1996年
  資本金 約12.1億円
  従業員 1,470名
  社長 佐藤 惇
(NSGフィリピン社の光通信部品製造部門は、別会社を設立して移管する予定。
上記数値は、光通信部品製造部門も含む。)

(3)アドバンスト・ディスク・テクノロジー社
  所在地 マレーシア ペナン
  設立 1999年
  資本金 約14.6億円
  従業員 478名
  社長 大谷 巧

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