当社グラスコードが先進ステアリングシステムを支えています

Date
2012年 06月 18日

自動車エンジンに使用されている当社のタイミングベルト用ガラス繊維コード(商品名:グラスコード)が、燃費性能の向上とCO2排出量の削減効果のある最新の電動アシストステアリングに採用されております。

最新の電動アシストステアリング(EPAS)は、ゲイツ・パワー・トランスミッション社がティッセンクルップ社と共同で開発した技術です。常時エンジン負荷がかかる標準的な油圧システムとは異なり、EPASはハンドルの操作時のみに作動するため、燃費が約3~4%節約され、それに応じてCO2の排出量が抑制されます。

EPASの駆動ベルトには当社グループのNGFヨーロッパ社で製造する最薄の0.2ミリ厚ゴムコードが使用されています。当社のグラスコードが持つ高度な弾性と、ゴムベルトにらせん状に巻きつけて使用されるため高い密着性という要求に応える当社製RFLラテックス塗料のコーティングが評価されたことで採用いただきました。

EPASはすでに欧州市場で約200万台の車両に採用されています。今後、欧州市場と北米市場での採用の拡大が見込まれています。このようなシステムを搭載した自動車が世界の主流となり、当社のグラスコードの活躍の場も、さらに広がることが期待されます。

電動アシストステアリング(EPAS)図

電動アシストステアリング(EPAS)図

 

以上

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