建築用高断熱ガラス:真空ガラス「スペーシア®」の生産能力増強について

Date
2014年 11月 11日

当社が世界で唯一量産しております真空ガラス「スペーシア®」は、昨年より従来比30%の生産能力増強を計画しており、そのうち一部を昨年度中に稼動させました。引き続き需要が旺盛であることから、残りの能力増強分についても稼動を開始いたしました。

具体的には、建築用機能ガラスの製造販売を手掛ける当社100%子会社の日本板硝子ビルディングプロダクツ株式会社(千葉県市原市、代表取締役社長 鈴木 隆)の生産工場である竜ヶ崎センター(茨城県龍ケ崎市)において、真空ガラス「スペーシア®」の真空装置を増設し稼動させました。

断熱リフォームへの注目度の高まりとともに、当社の「スペーシア®」も順調に販売を増やしています。環境に対する負荷低減につながる省エネや節電意識はますます高まっており、今後も順調な販売数量の増加が見込めることから、生産体制の拡充を図ってまいります。

当社グループは、2014年5月15日に発表いたしました、長期戦略ビジョンおよび中期経営計画の下で、高付加価値製品の開発・販売に注力し、VAガラスカンパニーとなることを目指します。

【お問い合わせ先】
日本板硝子株式会社 広報・IR部 TEL:03-5443-9477

以上

(ご参考)真空ガラス「スペーシア®」
厚さは1枚ガラスとほぼ同じで断熱効果は約4倍

「スペーシア®」は日本板硝子が世界で初めて実用化した高断熱真空ガラスで、1997年10月に発売されました。2枚のガラスの間に0.2mmの真空層を閉じ込める真空技術と特殊金属膜コーティング技術により、従来の複層ガラスの常識を覆し、厚さの薄い高断熱の真空ガラスを実現。厚さ約6.2ミリでありながら厚さ18ミリの一般複層ガラスの約2倍、また一枚ガラスの約4倍の断熱性能を発揮します。室内温度を快適な環境にコントロールし、省エネルギー、結露対策にも効果を発揮します。戸建住宅からマンションまで、そして新築から既存住宅のリフォーム分野まで活躍するシーンが広がっています。

スペーシア®は、真空層の働きとLow-E膜の効果により、熱貫流率が飛躍的に向上、フロート板ガラスの約4倍、一般複層ガラスペアマルチの約2倍の断熱性能を発揮。これにより暖房時、室内の暖まりが早く、またその暖かさも逃さない快適な室内環境づくりを実現します。






・熱貫流率:
 室内外の温度差によって、ガラスを通過する熱量です。
 熱貫流率が小さいほど断熱性能に優れています。
・可視光透過率:
 可視光透過率が大きいほど、採光性能が高くなります。
・日射熱カット率:
 ガラスに入射した日射熱をカットする割合です。
 日射熱カット率が大きいほど、日射を遮へいします。

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