H.G

[技術系]

建築ガラス事業部門 開発部 商品開発グループ
H.G

工学部機械創造工学専攻卒 2020年入社

 

大学時代に熱中したことは?

大学時代は研究に没頭してました。研究テーマは半導体材料の加工で、研究室にこもりサファイアなどの半導体材料をひたすら削る日々でした。なかなか大変なことも多い大学生活でしたが、研究室の仲間と一つのことに打ち込んだことはもちろん、企業の方との協同研究や学会への参加など、貴重な経験をすることができました。

他にも、日々の研究のストレスを解消するために研究室の仲間とよくキャンプをしていました。研究のことを忘れ、大自然の中で火を囲み語り合ったことは良い思い出です。その時の楽しさが忘れられずキャンプが趣味になり、就職した今でも一人でキャンプに行っています。

NSGへの入社を決めた理由

就職活動中は、漠然と人の役に立つものづくりに携わりたいと考えており、特にこの業界に入りたいなどのこだわりは無かったので、メーカー中心に色々な業界、企業の説明会に参加しました。そんなとき、大学で開催された企業説明会でNSGと出会いました。

ガラスは普段その存在をあまり意識しませんが、家やビル等の建築物、車や電車、電子機器に至るまであらゆるところに使用されており、私たちの生活には必要不可欠な材料です。説明会でそのこと知り、人の役に立つものづくりがしたいという自分の要望と合致したことからガラスという材料に魅力を感じました。

また、NSGはガラスに付加価値を付けたVA商品を数多く販売しています。そこには化学分野だけでなく様々な技術が使われているため、ここなら自分が大学で学んできた機械工学の技術も活かせると思い入社を決めました。

現在の仕事内容

現在は建築ガラス事業部門の開発部に所属しています。開発部では、複層ガラス、強化ガラス、真空ガラスといった建築用ガラスの開発や改良を行い、量産化させることが主な仕事になります。簡単にいうと、ガラス製品のレシピを作ることが開発部の仕事です。

その中で、私は真空ガラス「スペーシア」の開発を担当しています。新しく開発したスペーシア製品の製造条件を工場と協力して確立したり、何か製品に不良が出たときは試験や分析を行うことで、その原因を究明し改善していきます。その他にも性能試験や、スペーシアの品質・性能を向上させるための改良策の検討なども行っています。

スペーシアは製造方法も複雑なため、なかなか自分が思った通りにならず苦労することも多いですが、NSGの主力商品であるスペーシアに携われていることにはとてもやりがいを感じています。

仕事の喜び・やりがい・印象に残っている仕事

私が担当している真空ガラス「スペーシア」は非常に断熱性能の高いガラス製品であり、これからの脱炭素社会に向けて会社だけでなく世の中にとっても重要な製品になります。そのスペーシアの開発に携われていることにはとてもやりがいを感じています。

スペーシアの開発をしている中で印象に残っている仕事は、新製品の量産条件の確立です。実際に製造ラインで作ってみると問題が発生し、なかなか思うようにいかないことも多いですが、色々な部署の方と協力しながら一つ一つ課題を解決していき、新製品が量産化に向けて少しずつ形になっていくのは嬉しいです。また、その新製品が将来的に世の中の役に立つと思うと大きなモチベーションになります。

就職活動中のみなさんへ

志望する業界や企業が決まっている方もいらっしゃると思いますが、自分が将来何をしたいのか分からず不安に思っている方も沢山いらっしゃると思います。私もそうでした。

しかし就職活動はそんな自分と向き合うことができる貴重な機会です。ぜひ、幅広い視野で色々な業界・企業の説明会に参加してみてください。

そして、最後は直観だと思います。様々な業界や企業の話を聞いていけば、やっている事業や会社の雰囲気など、どこかピンとくる会社があると思います。確かに自分が就職する会社を選ぶことは大事な決断ですが、それで人生が全て決まるわけではありません。あまり難しく考えず、気軽に自分の直観で選んでみても良いのではないでしょうか。

皆様が良き企業と出会えることを心より願っています。

学生時代の勉強が今の仕事にどのように役立っているか?

建築物に使用するガラスを取り扱っているので、耐久性というのは非常に重要な要素になります。それも単に力が加わるだけでなく、風による影響や熱による変形なども考える必要があるので、数学や物理の基礎知識はもちろん、大学時代に学んだ材料力学、熱力学、流体力学の知識も役に立っています。

また開発を進める上では、ある事象を検証・調査するためにどのようなデータが必要なのか、それを得るためにはどのような試験をすれば良いのか、それをどのように進めるのかといった実験計画を立てることがとても重要です。その際には、大学時代に没頭した研究の日々が役に立っています。大学の研究と企業の開発は、やることは違っても大まかな流れは変わりません。何を調べるのかを決め、実験方法を考え、データを集め、分析・考察するという積み重ねは今でもとても役に立っています。

それと、私は試験をやる際に試験機や治具などが必要な場合、その場の木材などを使って作製することがあるので、小・中学生のときの図工や技術で学んだことが意外と役に立ってます。

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