ウクライナでのガラス製造ライン新設に向け、NovaSklo社と技術支援契約を締結

2025年 09月 19日

 

日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼CEO:細沼 宗浩)は、当社グループのPilkington Technology Management Limited社(英国、以下「PTML」)が、ウクライナ・キーウ地域におけるフロート板ガラス製造ラインの建設に向け、現地企業NovaSklo社と技術支援契約を締結しましたのでお知らせします。

本契約において、PTMLは製造ラインの設計、建設、試運転に至るまで、プロジェクト全体を通じて技術的な支援を提供します。完成後の製造ラインは、エネルギー効率、安全性、サステナビリティの点で国際的な最新基準を満たすウクライナで初めてかつ最大の設備となる予定です。

現在、ウクライナのプロジェクトチームと連携し、国際水準に沿ったマスタープランの策定を進めています。今後は、ESG(環境・社会・ガバナンス)基準に基づく製造技術や設備の最適化、労働安全衛生、物流、CO2排出量管理、リスク評価、エネルギー管理などの分野で助言を行う予定です。

この新工場の稼働により、ウクライナ国内で国際基準に準じたフロート板ガラスの生産が可能となり、輸入依存の軽減や国内の建築品質の向上に寄与します。また、300人以上の新規雇用を創出し、地域産業の活性化にも貢献するものと期待してします。

以上

調印式

執行役常務、建築ガラス事業部門長 レオポルド・ガルセス・カスティーリャ(Leopoldo Garces Castiella)コメント

「本契約は、ウクライナ企業の技術革新の推進に対するグローバル産業界の支援の好例です。私たちはNSGグループの専門知識を共有し、世界水準のソリューションの導入を支援することで、このような大規模なプロジェクトに対して戦略的な指針を提供できることを誇りに思います。」

NovaSklo社および投資会社EFIグループ創設者 イゴール・リスキ(Igor Liski)コメント

「ガラス製造技術において100年以上の専門知識を持つパートナーを迎えられることを大変嬉しく思います。ウクライナ最大の復興プロジェクトが進む中、世界水準の専門知識の導入は不可欠です。この協力により、当社の製造技術の卓越性が確保されるだけでなく、国内の建設業界の成長も加速すると確信しています。」

NovaSklo社について

NovaSkloは、ウクライナ・キーウ地域において、同国初のハイテク型のフロート板ガラス製造工場の建設プロジェクトを推進するウクライナ企業です。本プロジェクトは投資会社であるEFIグループによって開発され、欧州の主要なフロート板ガラス設備メーカーとのパートナーシップのもとで実施されています。NovaSklo社ウェブサイト:novasklo.com

NSGグループ(日本板硝子株式会社およびそのグループ会社)について

NSGグループは、建築および自動車用ガラスとクリエイティブ・テクノロジー分野で事業を展開する世界最大のガラスメーカーのひとつです。

建築用ガラス事業は、各種建築用ガラス、太陽電池パネル用ガラス等を製造・販売しています。

自動車用ガラス事業は、新車用(OE)ガラスや補修用(AGR)ガラスの分野で事業を展開しています。

クリエイティブ・テクノロジー事業の主要製品は、プリンターやスキャナーに用いられるレンズ、タイミングベルトの補強材であるグラスコードを中心とした特殊ガラス繊維やガラスフレーク、およびファインガラスです。https://www.nsg.co.jp

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