ガラス磁気ディスクの増設計画について

Date
1998年 12月 16日
日本板硝子株式会社(社長 出原 洋三)は、21世紀を見据えた中期経営計画「WIN21」の見直しの中で、今後成長が期待できる情報電子機材事業に経営資源を重点的・集中的に配分し、拡大・発展させていく計画であります。今般、その中で特に市場拡大が急激なガラス磁気ディスク事業について、増設計画がまとまりましたのでその概要をお知らせします。

1.市場動向及び増設の背景
 磁気ディスク用ガラス基板はアルミ基板に比べて記憶媒体の大容量化や耐衝撃性で優れていることから、ノート型パソコンの内蔵ハードディスク用(2.5インチ)には、ガラス基板がほぼ100%採用されています。
 日本板硝子では、96年に基板ガラスをフロート製法で生産することに世界で初めて成功し、ガラス基板の品質、コスト、生産能力等の点で競争力を有することによって、市場の評価を得て年々売上げや市場占有率を伸ばしてきました。
 現在、ガラスサブストレート(ガラス基板を研磨や化学強化したもの)は、国内では四日市工場(三重県四日市市)に月産200万枚、海外ではフィリピン(マニラ郊外)に月産100万枚の生産設備を有し、国内は既にフル生産の状態であり、海外も来年初めにはフル生産になる予定です。
 ガラス磁気ディスクは、ノート型パソコンの伸びによる2.5インチの増加や、デスクトップ型パソコン等でのアルミからの置換による3.5インチ等の増加など、今後の市場拡大が見込まれております。

2.増設計画の概要
 そこで、今回の増設計画では、ガラスサブストレートの加工設備を当社四日市工場内に設置します。投資総額は約25億円で、生産能力は月産100万枚です。設備稼働は1999年7月の予定です。また、今後の増設の準備として、現在有るフィリピン工場横に建屋を新設する予定です。

3.今後の事業の展開
 ガラス磁気ディスク事業については、フロート製法による基板ガラスの優位性を活かしながら、国内は四日市工場を、海外はフィリピンの子会社NSGフィリピンを活用して、グローバルに展開していきます。
 日本板硝子は中期計画「WIN21」の中で、2001年3月期にはガラス磁気ディスク事業の売上高は現状の2倍以上の220億円以上を目標としており、情報電子機材事業全体では光製品や液晶関連等を合わせて900億円以上を目指しています。