欧州での建築用フロートラインの一部閉鎖について
当社グループは、以下の通り、欧州での建築用フロートガラス製造ラインを閉鎖する旨の提案を各々の現地の従業員代表に対しておこないましたのでお知らせします。
1.スウェーデン
(1)該当工場概要
(a)所在地: ハムスタッド (スウェーデン南西部、ストックホルム南西500km)
(b)製造設備: 建築用フロートガラス製造ライン(1基)
(c)従業員数: 約230名
(2)理由と内容
当社グループは、現在の需要に見合うよう生産能力と生産量の削減を進めています。
今回の提案は、収益改善施策の一環であり、生産能力を最適化し、固定費の削減を
図るものです。閉鎖の時期は2013年3月頃を予定しています。
(3)当該措置に関わる費用について
費用合計: 約64百万ユーロ(約64億円) [うち現金支出は約21百万ユーロ(約21億円)]
(4)業績への影響
これら措置による費用は今期(2013年3月期)業績予想に反映済みであり、
今回のアクションによる今期予想の修正はありません。
2.イタリア
(1)該当工場概要
(a)所在地:ポルト・マルゲラ (イタリア北東部、ヴェニスの西対岸)
(b)製造設備: 建築用フロートガラス製造ライン(1基)
(c)従業員数: 約140名
(2)理由と内容
2012年7月6日発表の通り、ポルト・マルゲラ工場のラインは、窯の燃焼を継続したまま
生産を休止し、ホット・ホールドとしておりますが、欧州建築ガラス市場の状況は厳し
く、今後も継続する見込みであるため、ホット・ホールドを中止し、ラインを閉鎖する
提案をいたしました。閉鎖の時期は2013年1月頃を予定しています。
(3)当該措置に関わる費用について
費用合計: 約16百万ユーロ(約16億円)[全て現金支出]
(4)業績への影響
同設備については、当年第1四半期(2012年4月30日~6月31日)決算において、既に減損
処理をしております。このため今回のアクションによる業績への影響はありません。
以上