板ガラス製品の価格改定について
日本板硝子株式会社(本社:東京都港区 社長執行役員:藤本勝司)では主に建築分野で使用される板ガラス製品のコストアップに伴い5月1日出荷分より販売価格を改定、板ガラス・鏡を7~10%、複層ガラスを5~7%引き上げ、その他の加工ガラスについても不採算品種の価格見直しを実施することとしましたのでお知らせいたします。
建築用板ガラス製品につきましては、昨年9月1日より板ガラスで10%程度、複層ガラスで5%程度の価格改定を実施しました。お取引先にご理解いただいた結果、板ガラス、複層ガラスとも概ね浸透してまいりました。
しかし、その後も重油をはじめとした原燃材料の更なる高騰が続き、各種外部要因が板ガラス製品のコストに重大な影響を与えています。主原料の珪砂は高騰する海上運賃の影響を大きく受け、ソーダ灰は世界的な需給逼迫から昨年以降価格が急騰、また板ガラス加工製品の副資材や環境対応を含めた国内トラック運賃も上昇しています。
一方、国内の板ガラス製品の出荷は前年比約104.9%(2004年1~12月)となっており、2005年も引き続きタイトな需給環境が続いております。
弊社では、安定供給を踏まえたうえで製造拠点の統廃合や効率化を始めとした固定費の削減や、国内物流費、一般管理費の削減等のコストダウン対策を実施してまいりましたが、原料の需給逼迫を含む、急激なコストアップを吸収することはできず、販売価格に転嫁せざるを得ない状況となっております。
このため、原燃材料等のコストアップ等に見合う販売価格の改定を各取引先に対しお願いすることといたしました。
【お問い合わせ先】 |
日本板硝子株式会社 |
総合企画室 広報グループ
(担当:藤井・尾崎) 03-5443-9505 |