中国でのバッテリー用ガラス繊維事業への進出について

Date
1997年 02月 04日
日本板硝子株式会社(社長 松村 實)の子会社である日本硝子繊維株式会社(社長 明石 尚友)は、中国天津市において、バッテリー用ガラス繊維事業へ進出するため、ガラス繊維製セパレータの製造販売を行う新会社を設立することとし、平成9年1月20日、中国天津市東麗区規劃土地管理局との間で土地使用契約の調印を行いました。

 新会社の社名は「天津日硝玻璃繊維有限公司(英文名 TIANJIN NGF GLASS FIBER CO.,LTD)」、資本金は4億円(全額日本硝子繊維出資)、敷地面積 35000m²で、平成10年8月の操業開始を予定しています。所要資金は約8億円であります。
 今後、本年2月には会社設立を行い、5月に工場建屋の建設に着工する予定であります。尚、生産能力は年間1200トンで、3年後には売上げ10億円以上を目指しています。

 今回の計画は、中国進出により好立地条件を確保して競争力を強化し、主要国内バッテリーメーカーの工場進出に現地で対応すると共に、伸びる中国・東南アジア市場での事業拡大をはかることを目的としています。
 今回事業化の対象は、コンピューター及び通信システムのバックアップ電源用のバッテリーなどを念頭に置いており、この分野は今後中国で年率15~20%の需要拡大が期待されています。

 ガラス繊維製セパレータは、1μ程度の非常に細いガラス繊維を抄紙法(紙を漉く原理)によってマット状にしたもので、バッテリーのプラス極板とマイナス極板間に装着され電解液を保持する材料として使用されています。

 日本板硝子ではかねてから子会社の日本硝子繊維を通じて、バッテリー関連分野の事業拡大に注力してきましたが、今後は一層の研究開発を進め、新商品を開発する一方で、中国天津の生産拠点を活かしながら、日本、中国及びアジア市場の動向に対応したアジアの供給ネットワークを構築していく計画です。

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