英国ピルキントン社への資本出資について

Date
2000年 05月 24日
日本板硝子株式会社(社長 出原洋三)は、この度、ピルキントン社(本社:英国 セントヘレンズ社長:パウロ スキャロニ)に対する資本出資に関して基本合意に達しましたので、その概要をお知らせします。

1.基本合意内容について
 ピルキントン社(板ガラス事業の世界最大手でありかつフロート生産技術を開発した英国の優良企業)が新たに発行する約1億2千万株の株式と、当社及び子会社が保有する以下の株式とを交換する。
(1)リビーオーエンスフォード社(米国)の20%株式(ピルキントン社80%出資)
(2)LNセイフティグラス社(メキシコ)の50%株式(   同上  50%出資)
(3)トリプレックスセイフティグラス社(英国)の20%株式( 同上 80%出資)

 この結果、当社はピルキントン社の10%相当株式を取得することとなり第2位の株主となる。
 なお、実施はピルキントン社の臨時株主総会の承認を経た後の予定である。

2.資本出資の背景及び効果について
(1)当社は自動車メーカーのグローバル展開に対して、北米ではリビーオーエンスフォード社への20%出資などを活かし、英国ではトリプレックスセイフティグラス社への20%出資を活用して、日系自動車メーカーを中心に対応してきた。
(2)今回、北米や英国など限定された市場を対象とした従来の出資形態から世界市場に展開しているピルキントン社への出資に切り替えることによって、収益の向上及び収益の安定化を図ることができる。
(3)さらに、従来の出資会社を通じた間接的なピルキントン社との関係から、同社への直接出資によって一層関係強化を図ることができ、その結果、継続してきた研究開発に関する提携強化に加えて、新たに世界21カ国に拡がる同社の自動車用ガラスの生産拠点を活用することにより、真のグローバルサプライヤーとして自動車メーカーに対応していくことができ、当社の自動車用ガラス事業の発展に大いにプラスになると期待できる。

3.連結業績に与える影響
 株式交換に伴って見込まれる利益及び増加配当収入は、現時点では未確定である。
 (参考 ピルキントン社の過去数年間の配当実績は一株当たり5ペンスである)

4.対象会社の概要
(1)ピルキントン社(Pilkington plc)
本社 英国 セントヘレン
売上高 4,400百万米ドル
事業内容 建築用ガラス及び自動車用ガラス
事業展開 フロート窯を11カ国23ライン、自動車用を21カ国に展開
当社との関係 同社は欧州、北米、南米、豪州、アジアなど全世界に事業展開する板ガラス事業(建築用ガラス・自動車用ガラス)の最大手企業であり、かつ現在世界中でスタンダードとなっているフロート生産技術を世界で初めて開発した企業である。当社は1964年にフロート生産技術のライセンスを受け、その後自動車用ガラスを中心に協力関係にある。

(2)リビーオーエンスフォード社(Libbey Owens Ford Co.)
本社 米国 オハイオ
売上高 990百万米ドル
当社の出資時期 1990年
事業内容 建築用ガラス及び自動車用ガラス

(3)LNセイフティグラス社(L-N Safety Glass,S.A.de C.V.)
本社 メキシコ メキシカリ
売上高 55百万米ドル
当社の出資時期 1974年
事業内容 自動車用ガラス

(4)トリプレックスセイフティグラス社(Triplex Safety Glass Ltd.)
本社 英国 バーミンガム
売上高 120百万米ドル
当社の出資時期 1993年
事業内容 自動車用ガラス