「エヌエッチ・テクノグラス(株)」粉塵飛散事故に関するご報告

Date
2002年 01月 10日
「エヌエッチ・テクノグラス(株)」(社長:星野和彦、日本板硝子株式会社・HOYA株式会社の折半出資会社)において、今般二度にわたり、亜ヒ酸を含む粉塵を場外へ飛散させる事故を発生させ、地域の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。ここに現在までに判明いたしました状況と弊社の対応並びに再発防止のための諸対策につきまして下記の通りご報告申し上げます。

1.事故の概要
 12月19日、工場内の5号窯においてダクト詰まりが原因となり粉塵が飛散しました。また、年末に点検・本格改造のため5窯全てを停止させたときに、集塵機の風量バランスが崩れ粉塵が飛散しました。これら2回の事故により地域の皆様に亜ヒ酸を含む粉塵に触れさせることとなり心より深くお詫び申し上げます。また、この除去作業で弊社の従業員も亜ヒ酸を含む粉塵に触れることとなり誠に申し訳なく存じます。

2.事故の影響と対応
 粉塵飛散事故発生以降本日までに、地域の住民の皆様および関係先から68件の健康相談やお問い合わせがありました。これらの方のうち、現時点で尿検査の結果が判明している7名の方々については尿中に砒素の影響は認められず、砒素による曝露は存在しておりませんでした。
 一方、従業員につきましては、7名の尿から砒素が検出され、砒素曝露がありました。これらの従業員について、日本板硝子診療所で検査受診させましたところ、特に尿中砒素の多かった二名の白血球数、GOT、GPTについては異常な値とは聞いておりません。残り5名につきましても順次検査結果報告をうける予定であります。これらの従業員につきましては、当初はのどの痛み等の症状がありましたが、現在は特段の異常を訴えておりません。自宅で静養しております。皆様には大変なご不安やご苦痛を与えておりますことを心からお詫び申し上げます。砒素曝露のあった方々には、専門家のご指導のもとに、最大限の誠意をもって長期的に対応していく所存であります。
 弊社といたしましては、引き続き、地域の皆様に十分なご説明をさせていただくとともに、弊社内にご相談窓口を設置して、長期的な体制を作り、誠意をもって対応させていただく所存であります。

 ※ ご相談窓口 電話:0593-52-6451 担当:管理部(加藤司、北澤)

3.飛散粉塵の処理
 事故発見後、直ちに、場内外の洗浄及び清掃を行い、粉塵のできる限りの除去・回収につとめました。回収物については安全なコンテナーに保管しており、今後、産業廃棄物として適正処理を行います。
 環境汚染の測定につきましては、海水の分析を行い、通常レベルであることを確認いたしました。今後、土壌の分析等を実施する予定であります。

4.再発防止策
 粉塵飛散の再発防止対策として、現在、次のように取り組んでおります。12月19日以降、諸対策を実施してまいりましたが、設備を徹底的に点検・改造するため、12月30日から、事故のあった第5号窯を全面操業停止するとともに、他の4窯も順次停止(1月1日完了)させ、各設備の点検,改造を実施しております。具体的には、設備面では、集塵方法を全面的に見直し、全工程において集塵能力を増強して、外部に粉塵が排出されないシステムを構築中であります。
 また、弊社内に「環境管理室」を新たに設置し、従業員の毒物・劇物に対する意識を向上させるとともに、従業員の健康管理をはじめ、設備稼働に伴う環境管理および継続的測定体制を強化いたします。
 将来的には、脱泡剤として、現在使用している亜ヒ酸の使用を中止することにしており、その第一段階として、本年10月を目標に、使用量が1/2以下になるよう努力してまいります。

5.今後の推進方針
 関係官庁へは、健康管理体制と再発防止対策の内容をご説明して、ご指導を受けながら、今後とも安全に留意し慎重に進めてまいります。併せて、地域の住民の皆様および関係先にその内容を十分ご説明して、ご理解をいただきながら進めてまいります。

【本件に関するお問い合わせ先】
 エヌエッチ・テクノグラス株式会社
 0593-52-6451 (担当 浅沼)