低音域対応軽量防音パネルの発売について

Date
2002年 03月 25日
弊社100%子会社である日本板硝子環境アメニティ株式会社(本社:東京都港区芝 社長 佐谷 曙)は、軽量で低音域の遮音性能に優れた防音パネルを日新電機株式会社(本社:京都市右京区 社長 位高光司)と共同で開発いたしました。当社は、4月1日より「デュラカームHTL型」として本格販売を開始いたしますので、その概要を以下のとおりご連絡いたします。

1.開発の背景
騒音の低減は、その音の大きさと音の高低(周波数)により大きく変わります。高い音の低減について、いろいろな商品が開発されています。 しかし、低音域(100~120Hz)の音は、経済的負担を増やさずに遮音性を高めることは難しく、従来は重いコンクリートや厚鉄板を使った大規模な防音壁が使われており、商品やシステムの開発がなされていませんでした。
当社は、株式会社鴻池組と住友金属工業株式会社が保有する特許技術を受け、日新電機株式会社と共同で、軽量で、低音域に優れた遮音性能を有する「錘付遮音板を利用した防音装置」の商品化に成功いたしました。

2.本商品の概要
(1) 標準パネル寸法 幅500mm 長さ1960mm 厚さ150mm
(2) 標準パネル重量 45kg/枚
(3) 標準パネル価格 46,000円/枚

3.特徴
(1) 低音域に優れた遮音性能
本商品は従来対策が難しいとされていた、低音域(100~120Hz)において当社の従型パネルよりも15dB以上優れた遮音性を持っています。
その理由は、薄い金属板に一定間隔で錘を貼り付けることにより特定周波数の振動を選択的に制御する新しい制御方式を採用した事によります。さらにケーシングとの二重構造とすることにより、低音域だけでなく高音域までの全体域わたり高い遮音性能がえられます。
(2) 軽量
本商品パネル単体では、鉄筋コンクリート(比重2.4、厚さ120mm、重量288Kg/m²)と同等の遮音性能で、重量は1/6以下と軽量になります。
(3) 施工が容易で短工期
本商品は、吸音材と遮音材が一体となったユニットパネルなので、簡単に施工でき鉄筋コンクリート製防音壁と比較して工期を1/2に短縮する事が出来ます。また増設、改修も容易です。

4.用途
本商品の主な用途は以下の通りであります。
(1) 変圧器、リアクトルの防音カバー
(2) 発電所、変電所、コージェネ設備、マイクロガスタービン等の防音壁
(3) 振動ふるい、コンプレッサー、ボイラー、ポンプ、モーター等の防音設備
(4) 建設工事の低周波音対策設備
(5) 道路・高速鉄道の防音壁

5.売上見込みと実績
初年度売上高としては、2億円規模を計画しております。 また、実績としては、日新電機株式会社経由で、中部電力株式会社殿をはじめとする複数の電力会社でご採用をいただき、ご好評を得ております。

6.今後の開発
逆位相の音波を発信して騒音をうち消す「アクティブ防音」の技術を融合することにより、より高性能な新システムの開発を行う予定です。
又、錘付き遮音板はより低い周波数についても適応可能と予想されますので、今後はその確認を行います。
さらに、振動制御の機構を利用することにより固体伝搬音への対策に用いることも検討します。

7.日本板硝子環境アメニティ株式会社について
昭和63年に日本板硝子株式会社(社長 出原 洋三)の100%子会社として、環境事業部(当時)が分社独立いたしました。
現在、音に関するエンジニアリング会社として測定診断、設計、製造、施工の一貫工事を行い、多くの実績を上げています。

【お問い合せ先】
日本板硝子環境アメニティ株式会社 建築エンジニアリング事業部
(東京) 長谷川 TEL 03-5443-0205
(大阪) 熊取谷 TEL 06-6222-7026

なお、3月25日付けで、日新電機株式会社も本件について、記者発表を行っております。