中国での成膜ガラス合弁会社の株式買取りについて

Date
2005年 11月 28日
当社はこの度、中国における液晶用成膜ガラス製造の合弁会社について、相手方の株式を全額買い取り、当社100%出資の子会社とすることで合意に至りましたので、以下の通り概要をお知らせします。

 この合弁会社は、1998年(平成10年)、中国蘇州において、米国アプライド・フィルムズ社(Applied Films Corporation、米国NASDAQ上場、以下 AFC社、社長:トーマス T.エドマン)と折半出資で設立した「蘇州美日薄膜電子有限公司(英文名SUZHOU NSG AFC THIN FILMS ELECTRONICS CO., LTD.)(略称 STEC)」であります。
  STEC社は、設立以来今日に至るまで、AFC社との共同運営により順調に事業運営を行って参りましたが、今般AFC社はコア事業である薄膜製造設備分野を強化し、また当社は液晶用ガラス基板での優位性をさらに高めるべく、今回の合意に至りました。
 今回の買取り金額は、14.6百万米ドル(1ドル120円換算で約17.5億円)で、今後30日の間に、中国政府の最終承認を受けた後、当社子会社としての運営を開始する予定にしています。
 STEC社は、ガラス基板上にITO(酸化インジウム錫)膜を成膜し、液晶用の基板ガラスとして中国内外の液晶パネルメーカーに販売していますが、同じ敷地内に液晶用基板ガラスの切断、研磨を行う当社連結子会社であるSNSG社(蘇州板硝子電子有限公司)が1997年(平成9年)から生産を開始しています。今後は、パッシブ液晶用ガラス分野で世界シェア50%以上を持つ当社の素板生産から成膜にいたるまで、液晶用ガラス製造工程での一貫したバリューチェーンを持つことになります。

 なお、現在STEC社は当社の持分法適用会社であり、これによる当期の当社連結業績への影響はありません。来期(平成19年3月期)以降、当該会社の連結子会社化に伴い、利益の追加分が当社連結業績に加算される見通しですが、いずれも影響は軽微となる見込みです。


【STEC社概要】
・所在地 中国 蘇州新区
・資本金 約18.6百万米ドル
・出資比率 当社50%、AFC社50%
・売上 約59.5百万米ドル(平成16年度実績)
・社長 安藤 暢英(当社出向者)
・設立 1998年(平成10年)7月
・決算期 12月
・従業員 約500名